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[ クライム/倒叙 ] ロンドンの傘 刑事コロンボ |
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リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク | 出版月: 1975年01月 | 平均: 5.50点 | 書評数: 2件 |
1975年01月 |
二見書房 1982年10月 |
二見書房 1994年04月 |
No.2 | 7点 | バード | 2022/03/20 07:46 |
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『刑事コロンボ』シリーズ2冊目。
犯人側と警察側の攻防で逼迫する場面が多く面白かった。犯人を罠にかけるラストのやり方は賛否両論でそうであるが、良い意味で緩さのある『刑事コロンボ』シリーズでは有りだと思う。もっと厳格な作品で、犯人を追い詰める決め手がこの方法だったらどうかとは思うが。 ちなみに自分が一番気になったのは死因偽装に関するある点。ロジャーの死体をトランクに詰めて運んだのだから、死体は折りたたまれた体勢に硬直してしまい、階段から落ちたにしては不自然な体勢になるのではないかな。硬直前に素早く偽装が終わった感じでも無かったので気になった。致命的な問題とまでは思わないが。 |
No.1 | 4点 | 青い車 | 2019/09/15 16:36 |
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全編海外ロケの特別回という趣向は楽しくて成功しています。ただし、この解決はいかがなものでしょうか。決め手がない犯人から証拠を引き出すためにコロンボは逆トリックを度々用いますが、今回のそれは100パーセント捏造と言っていい代物です。ニコラスとリリアンの夫妻がコロンボと対決はおろか接触すらしない場面が多いのも気になります。お祭り編として雰囲気を味わうべき一作。 |