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[ 警察小説 ] 証拠死体 ケイ・スカーペッタ検屍官 |
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パトリシア・コーンウェル | 出版月: 1992年07月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
講談社 1992年07月 |
No.1 | 7点 | 空 | 2011/01/18 21:27 |
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コーンウェル初読。いわゆるベスト・セラーというのは、こういうのを言うんでしょうか。スティーヴン・キングさえ、映画はずいぶん見ていますが原作を全く読んでいない自分としては…でも、共通点はありそうな感じです。様々な要素を詰め込んで盛りだくさんにし、小説の長大化を図っているのはあまり好みではないのですが、それはまあいいでしょう。
最後までサスペンスを持続させるためのご都合主義的なごまかしがちょっと気になるところはありました。しかし、殺人犯の正体に近づいていく過程はなかなかよくできていますし、現場で採取された繊維と、被害者の作家がなぜ犯人を家に入れたのかの謎、さらに過去の大事件との奇妙な関連など、最後にうまく結び付けてくれています。 単独の作品としてはおもしろかったのですが、同じ主人公で毎回似たようなことをやられては、という懸念も持ってしまいました。検死官が何度もこんな目にあうのだとしたらね。 |