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[ 本格/新本格 ]
弁護側の証人
小泉喜美子 出版月: 1963年01月 平均: 6.96点 書評数: 48件

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文藝春秋新社
1963年01月

集英社
1978年04月

出版芸術社
1993年11月

集英社
2009年04月

No.8 6点 show 2009/03/26 08:49
文体に作者の特長が如実に現れている作品。かなり前の作品ですから、その当時としては、突出していたのでは....

No.7 5点 ElderMizuho 2008/12/13 13:54
・・・微妙。特にコメントがありません
構成は面白いが、やはり例のネタ頼りなのは否めないです
「イニシエーション・ラブ」と同じ感触ですね
発刊当時に読んでいればものすごい衝撃を受けたかもしれません

No.6 6点 シーマスター 2008/11/07 21:38
(本作を今後読むかもしれない人は以下読まないことをオススメします)


これは・・・・・最初の1ページでピンときて、数ページでメインのネタを確信するに至ってしまった。
別に自分がカンがいいからと言うわけではなく、折原諸作や十角、殺戮、葉桜、消失、慟哭、星降り、ハサミ、イニシエ、ロートレ・・・・などの新本格以後の様々な「叙述」の既読者(「擦れっ枯らし」というのかな?)が構えて読んだら早々に「このシチュエーションで、この曖昧な描写は怪しい」と感じてしまうのではないだろうか。
自分はチェスタトンの『飛び魚の歌』の中の「○とは何ぞ、●とは何ぞ」という一節をすぐに思い出してしまった。

書かれた時代を考慮すれば(という評価のしかたはあまり好きではないが)驚愕ミステリの古典的名作といっていいだろう。

もう一言・・・・・終盤でのネタ明かしがやや早めだったので、本作のタイトルの捩り元になっているクリスティの『検察側の証人』が噛ましてくれたような「最後のもう一撃」も期待したが、それもなかったのは更に残念。

No.5 8点 ロビン 2008/09/27 23:11
うわ~、想像の中で描いていた世界が一気に崩れたよ~!まさか新本格以前に、こういったトリックを仕掛けていたとは。名作と謳われるのも納得。
この構成なのでフェアではないですが、ロジックもしっかりしています。結末のカタルシスも心地良い。

No.4 9点 T・ランタ 2008/09/21 04:38
冒頭で引っかかってしまいました・・・

古い作品ですが、トリックはそれを感じさせません。

No.3 8点 VOLKS 2008/09/13 23:50
ラストに差し掛かった辺りから慌てて読み返した本の1つ(笑)
見事だった。

No.2 10点 dei 2008/08/07 17:23
すごすぎる。
何から何まで完全にやられてしまった。傑作。

No.1 10点 こう 2008/08/02 02:42
 小泉喜美子の処女長編です。タイトルからわかる様にクリスティの検察側の証人がモチーフとなっています。
 玉の輿で財閥の一人息子と結婚した元ストリッパーがヒロインで嫁いだ豪邸の中で殺人事件が起きて、という作品です。
 人物設定はさすがに古めかしく、屋敷内での殺人というのもいかにもお約束通りですが新本格全盛の今でも通用する作品だと思います。
 気をつけないと見過ごしてしまう叙述の工夫もあり、昭和38年作ということを考えると当時では非常に斬新だったのではと思います。200ページちょっとと短めですが一気に読ませます。小泉作品はこれと「血の季節」しか読んでいませんがいずれも面白いです。 


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小泉喜美子
1986年06月
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1981年01月
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1980年06月
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1979年10月
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またたかない星
平均:6.00 / 書評数:2
1963年01月
弁護側の証人
平均:6.96 / 書評数:48