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[ サスペンス ]
殺人は女の仕事
小泉喜美子 出版月: 1985年12月 平均: 5.50点 書評数: 2件

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青樹社
1985年12月

光文社
2019年01月

No.2 6点 斎藤警部 2021/04/28 23:37
万引き女のセレナーデ・・・長すぎるコント。こんな緩い話の味付けのため、ひと一人障碍者に。。 4点
捜査線上のアリア・・・モノクロ日本映画の様な人情犯罪ドラマ。腐れ縁の草臥れた男女に挟まれ、少年が話の鍵を握る。題名と内容、雰囲気に違和感。 5点
殺意を抱いて暗がりに・・・エンドが豪快過ぎるイヤミス。夜中、マダム達の不毛な集まりを抜け出した女は。。。実体験を元にしてるって、一体どこの部分だ。。(だいたい想像付くけど) 5点
二度死んだ女・・・これは沁みる。またイヤミス主人公に墜ちそうな女かとヒヤヒヤしたが、、含みを持たせて綺麗に終わった。音楽が人を救うような話。 7点
毛(ヘアー)・・・結末意外性より構造のお洒落さを選んだな。独特の希望の光で終わる、○○関係のお話。赤ん坊への愛情描写がわずかな仄めかし以上にあればよりディープだった。でも、これでいいのかな。 5点
茶の間のオペラ・・・母と姑と娘と嫁の物語。イヤミスとイイミスの間を往復しつつ、、こ、このエンドは斬れ味あり! 7点
殺人は女の仕事・・・ひどくサディスティックな気分にさせてくれる爽快イヤミス。舞台は出版業界。全七話の主人公の中で、この女こそ抜きん出て愚か者。これも実体験ベースだそうですが。。(だいたい想像付く) 6点

青樹社ビッグ・ノヴェルズ。 男子よりは女子に、少女よりは熟女に受けそう。

No.1 5点 kanamori 2010/04/07 18:39
引退した元娼婦、場末のクラブで歌うジャズシンガー、純文学系出版社のベテラン女性編集者など、ほとんどが中年以降の女性を主人公にした一風変わった作品集。
副題に傑作ミステリー集とありますが、ミステリとは言えないものもあり、内容的にも薄味な印象です。
女性作家がここまで女性の醜い部分を書いたという点での驚きはありましたが、とても傑作集とは言えません。


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小泉喜美子
1986年06月
殺さずにはいられない
平均:6.50 / 書評数:2
1985年12月
殺人は女の仕事
平均:5.50 / 書評数:2
死だけが私の贈り物
平均:5.50 / 書評数:4
1985年05月
男は夢の中で死ね
平均:5.00 / 書評数:1
1985年03月
ミステリー作家の休日
平均:5.00 / 書評数:3
1984年05月
暗いクラブで逢おう
平均:5.00 / 書評数:1
1982年11月
殺人はちょっと面倒
平均:4.00 / 書評数:1
1982年02月
女は帯も謎もとく
平均:6.00 / 書評数:1
血の季節
平均:6.20 / 書評数:5
1981年05月
幻想マーマレード
平均:4.00 / 書評数:1
1981年01月
殺人はお好き?
平均:6.50 / 書評数:2
1980年12月
ダイナマイト円舞曲(ワルツ)
平均:7.00 / 書評数:2
1980年06月
痛み かたみ 妬み
平均:5.00 / 書評数:3
1979年10月
月下の蘭
平均:6.00 / 書評数:1
またたかない星
平均:6.00 / 書評数:2
1963年01月
弁護側の証人
平均:6.96 / 書評数:48