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[ 本格/新本格 ]
上海魚人伝説殺人事件
金田一少年の事件簿
天樹征丸 出版月: 1997年11月 平均: 5.60点 書評数: 5件

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講談社
1997年11月

講談社
2013年01月

No.5 7点 メルカトル 2022/04/02 23:04
中国・上海の人魚観劇場(マーメイド・ホール)を訪れた金田一と美雪は、呪われた“魚人伝説”そのままの、悪夢のような連続殺人事件にまきこまれた!
それは「春」から始まった……伝説の怪物、「魚人(ぎょじん)」が詠んだ春夏秋冬の子守唄そのままに、次々と起きる悪夢のような殺人。春の次には、夏が来る。そして――
Amazon内容紹介より。

金田一少年の事件簿と言えば、昔堂本剛のドラマをたまに観ていて普通に面白かった印象だが、例のトリックパクリ事件以来私の心象を悪くして、それ以来原作を避けていた気がします。まあでももう時効だろうし、そろそろいいかなと思い立って読んでみました。
子供から大人まで楽しめる本格ミステリを目指しているだけあって、何だか内容が希薄でタッチが軽いなと思いながら読みました。『作者からの挑戦状』が差し挟まっているのは、うーん、そこまでする必要があるのかしら?と鼻白んでしまいましたが、その後の解決編はなるほどと唸らされるものでした。評価も急上昇。

上梓される前から映画化が予定されていたらしく、確かに映画のほうが見栄えがするような気はしました。雰囲気をもっとホラー寄りにしたり、見立て殺人の元ネタをフィーチャーしたりすればそれなりに面白いものになりそうな感じです。実際はどうなっているのかは知りませんが。人によっては評価が甘いと思われそうですが、メイントリックを始め、悲しい真相、過去の事件の絡み方、人間模様などよく練られていると個人的に感じました。

No.4 4点 風桜青紫 2016/02/11 21:39
どこかで見たことあるようなトリック。しかしそれはおまけで、本領は金田一少年と中国人少年の友情……なのかなあ? 映画版は舞台のスケールや、怪奇風味の演出もあって面白かったが、原作はちょっとショボかった印象。気分転換のライトノベルとしてはそこそこなので4点。

No.3 7点 sophia 2014/04/13 02:29
凶器の隠し場所がメインテーマとなっている作品ですが、ああいう舞台設定にした必然性を考えると簡単に分かってしまいます。なおこの犯人、情状酌量の余地が十分あると思うのですが、中国なので確実に死刑でしょうね・・・

No.2 4点 江守森江 2009/09/16 01:06
新聞勧誘員からタダ券を貰い場違いにも映画まで見てしまった作品。
映画を先にした為に前の方が書かれた理由で小説は全く楽しめなかった。
メディアミックスの弊害はこの時分から存在した。

No.1 6点 okutetsu 2009/07/01 04:17
小学校時代なのでトリックも何一つ考えず読んだのでおもしろかったですね。
映画版を見ればトリックは一目瞭然なんだけど(笑)


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天樹征丸
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