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[ サスペンス ]
ハウスメイド
フリーダ・マクファデン 出版月: 2025年08月 平均: 7.20点 書評数: 5件

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早川書房
2025年08月

No.5 7点 kanamori 2026/01/21 14:21
裕福な家庭にハウスメイドとして雇われた女性が、やがてその家庭の秘密を知ることになり、ある事件に巻き込まれる、という粗筋紹介を読んで、年配者の大半の人が想起するのは、はいそうです、松本清張原案の昭和のテレビドラマ「家政婦は見た!」(市原悦子主演のほう)と言うことになるでしょう。
しかし実際読むと、かなり異なる。
まず主役の造形で、本作のミリーは前科はあるも美人の若い女性、市原悦子とは大きく違いますw 見た目だけではなく、最終的な立ち位置があんな風になる訳ですから。
ありがちなストーリーで、ある程度は先が読めるものの、やはり最後の処理には驚かされた。
これは読まれている理由がよく分かる、エンタメ小説の会心作でした。

No.4 6点 人並由真 2026/01/16 07:36
(ネタバレなし)

●ミステリが読みたい! 第1位(ハヤカワミステリマガジン2026年1月号 海外篇)
●週刊文春ミステリーベスト10 2025海外部門 第3位(週刊文春2025年12月11日号)
●このミステリーがすごい! 第3位(2026年 宝島社 海外編)

 ……こんなに高評でなければ、良い意味でもうちょっと期待値が下がって、もっと楽しめたであろう。その意味ではソンした作品。まあ、こっちも評判だったから読んだところも大きいんだけど(なんなんだ)。

 シーソーゲームの最初のあたりはふーん、ああ、で、その後の2つ目3つ目のツイストの方がちょっと面白い。最後はまあ。

 最後まで<評判>に振り回されたような読書ではあった。
 つまらなくは無かったが、いずれにしろ、これが昨年のベスト上位と聞くと、あ、そう、という感じがそれなりに。

 2作目? 読むんじゃないの? たぶん。

No.3 7点 バックブリーカー 2026/01/02 17:44
翻訳ミステリーの中では異例の読みやすさでした。登場人物の少なさと適度にサスペンスフルなお話も相まって、正月の暇を潰すのにピッタリの作品です。伏線が少なすぎるという弱点を差し引いても、終盤に畳み掛けるようなどんでん返しもあり、さすがベストセラーは伊達ではありません。

No.2 7点 makomako 2026/01/02 15:48
 私のように名前を覚えるのが苦手なものにとって、登場人物が少なく実にすらすらと読めました。外国の名前が苦手でもこれなら大丈夫。
 お話はなかなか凝っています。第1部では前科持ちのミリーがけなげにハウスメイドをやっていこうとするが、めちゃくちゃなご主人から理不尽な責めを負わされる。子供も全然かわいくない。唯一救いはご主人のみ。
これがまたハンサム、金持ち、優しいと日のお打ちどころがない好人物。
 気が強そうな主人公はお金がないのでどんな理不尽にも耐えていくが、ご主人が好きになってしまう。ついに二人は結ばれる。これで第1部は終了。でもまだ半分ぐらいしかお話がすすんでいない。
 こうなるとミステリー好きな読者(私のような)はすぐ、このあと登場人物に違った面が披露されて、とんでもない展開を予測します。
 期待通りとんでもない展開となします。思ったようでもありながら、そうでないところもいっぱい。なかなか面白い。
 ちょっと無理がある解決ではあるが、まあきちんとお話が終了。
 これでは次の作品はできそうもないと思っていたら、ちゃんと次作ができるようにまとめられている。次も読んでみよう。

No.1 9点 HORNET 2025/11/30 16:19
 前科持ちのミリーは、その素性を隠して裕福な家庭のハウスメイドの仕事を得ることができた。狭いながらも部屋も与えられ、申し分のない条件だったが、家主の妻ニーナはかなり人格に難があり、虚言や理不尽な叱責を受けることもしばしば。一方、夫のアンディは絵に描いたような成功者でハンサム、しかもミリーにも優しい。女性なんてよりどりみどりであろうアンディなのに、なぜニーナのような女性と結婚生活を続けるのか…?何かがおかしい一家には隠された真相が…!



<ネタバレ>
 ミリーの視点から描かれる第1部から、ニーナの視点へと変わる第2部で、見え方がひっくり返る。ただ、この作品の「反転」はそれだけにとどまらない。ミリーが前科者である、という設定があるから、まぁ予測できた行き先ではあったけれども、それでも痛快。物語の展開は「その女、アレックス」のもう一段重ね、雰囲気はレンデルのサスペンス的といったところ。
 主要な登場人物が5名という少なさも、海外物は登場人物が覚えづらいという読み手にとってはありがたいだろう。
 すべてが終わったように見えた後にも、さらに細かな伏線の回収や展開が盛り込まれていて、最後まで飽きさせない。
 面白かった!!
 これはよかった!


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フリーダ・マクファデン
2025年12月
ハウスメイド2: 死を招く秘密
平均:6.00 / 書評数:1
2025年08月
ハウスメイド
平均:7.20 / 書評数:5