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[ 本格/新本格 ]
こわれもの
FRAGILE
浦賀和宏 出版月: 2002年04月 平均: 5.43点 書評数: 7件

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徳間書店
2002年04月

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2013年05月

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2020年06月

No.7 5点 silver cloud 2024/02/10 20:49
全体的にちょっと地味な感じがする。漫画のヒロインが死んだからといって漫画家を殺そうとするファンの気持ちはちょっと理解できない。 それほど何かのファンになってみたことがないからだろうか。 とにかく後半で点を取り返した感じ。犯人の動機が印象的だった。

No.6 4点 バード 2020/07/14 00:32
これまで浦賀さんはノーマークだったが、本サイトの掲示板で話題になっていたので読んでみた。

さて本作であるが、裏表紙のあらすじは魅力的で期待して読み始めた。
しかし、本編は売りが分からず、ワクワク感を維持できなかった。

・二転三転する最後の展開?
・メタ要素のある最後の里美の独白?

あたりが売りっぽいけど、どっちもパンチ力が弱いかな。キャラクター造形もステレオタイプな人物ばかりでイマイチ。

このように本作は、残念ながら私のハートに響かなかった。次読む浦賀作品(おそらくデビュー作)では作者の良さを掴みたいところ。

No.5 6点 メルカトル 2015/08/26 22:02
これは本格なのかサスペンスなのか。どちらとも取れる不思議な作品である。
これほど登場人物がうまく配置され、バランス感覚が優れているミステリはあまりお目にかかれない。必要最低限に抑えて、最大限の効果を狙う作者の姿勢は見事としか言いようがない。
また先の見えない展開に振り回されて、無心で読める優れものである。それだけにとどまらず、ツボを押さえた逆転劇やひねりの効いたオチも読み応えがある。小ネタだがトリックもよく考えられていると思う。

No.4 6点 シーマスター 2013/08/06 23:04
「立ち読み厳禁!読み始めたら止められません」という帯の惹句に釣られて食いつく。(最近文庫化されたらしい)

まぁ読みやすい文体ではあるが、前半は人気漫画家と、彼の悲劇を予知したという中年女性と、漫画オタクの話がもったいをつけながら悶々と進む。

自分にとっては初読の作家であり、超常現象アリかどうか等を含めて全く作風を知らなかったので「先の見えない感」は悪くなかった。

半ば過ぎあたりからページをめくる速度が上がり、終盤の目まぐるしい展開と(完全に想定外とは言えないまでも)意外な真相は確かに読み応えがある。
ただムリ感もかなり大きい・・・が、このムリ感とアンニュイな幻影感は作者特有の作品世界の一面なのだろう。

なかなか没頭できるミステリーが見つからない中、この作者の作品をもう少し読んでみようかなー・・・とも思うけど・・

No.3 7点 深夜 2008/04/04 20:22
これだけ無駄な登場人物がいない作品を作れるのはすごいなと思う。真相に関してはそう考えた方が自然だったのにミスリードさせられた。人気キャラを殺したからってこんなに恨まれるものなのかね?

No.2 4点 流破 2002/07/04 16:57
作品が短いせいかオチが分かってしまいました。
浦賀氏の作品は一見普通の人物が実は一番こわれてますね。
テンポはよかったです。

No.1 6点 しゃん 2002/04/30 15:36
ラスト直前で何度か驚かされた
さわやかな読了間
でも、キャラクターが抱いている狂気が伝わってこないのでその点は期待外れ


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