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[ 本格/新本格 ] 松浦純菜の静かな世界 松浦純菜・八木剛士シリーズ |
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浦賀和宏 | 出版月: 2005年02月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 2件 |
講談社 2005年02月 |
No.2 | 7点 | メルカトル | 2019/07/08 22:31 |
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大けがを負い、療養生活をおくっていた松浦純菜が2年ぶりに自宅に戻ってくると、親友の貴子が行方不明になっていた。市内では連続女子高生殺人事件が発生。被害者は身体の一部を持ち去られていた!大強運で超不幸な“奇跡の男”八木剛士と真相を追ううちに2人の心の闇が少しずつ重なり合う新ミステリ。
『BOOK』データベースより。 あるルートから入手。やっと読めました。 やはり浦賀はこうでなければいけません。シリーズ第一弾ということで、結構力が入っている感じがします。八木は相変わらずですが、純菜のキャラが掴みどころがなく、女性の心理を描くのが下手なのかと思いました。もう少し掘り下げるとか、何とかならなかったものかと。故意に不透明さを押し出しているのかもしれませんが、シリーズを通してこんな感じなので、何とも言えません。 しかし、青春ミステリのような雰囲気を醸していますが、骨格はコテコテの本格物ですよ。二作目は良いとして、それ以降もこの路線で行って欲しかったですねえ。途中からミステリを放り投げて、明後日の方向に向いてしまって、それが悔やまれてなりません。 これまで私自身モヤモヤしていた純菜の秘密に関して明らかにされていたので、その点は溜飲が下がる思いでした。ただ細かいところで瑕疵が目立ちますし、終盤謎解きが早足過ぎて勿体なかった気がします。動機も弱いというか説明不足ではないかと思います。その辺りを差し引いてもこの点数、なかなかの作品ではないでしょうか。 |
No.1 | 7点 | 深夜 | 2008/05/29 19:51 |
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多方面の謎が一気に繋がるといった趣向のミステリ。ネガティブな方向の青春要素を除けば、結構正統派な作品です。描写がコロコロ変わり過ぎて、登場人物の描写があっさりしていたのが残念。 |