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[ 本格/新本格 ]
夜の挨拶
樹下太郎 出版月: 1960年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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東都書房
1960年01月

No.1 6点 nukkam 2016/11/13 02:11
(ネタバレなしです) 会社員を辞めて作家一筋を決意した作者が1960年に発表した長編ミステリー第2作の本格派推理小説です。推理の論理性は弱く、第5章で刑事が閃いた新たな可能性(それが正解なのですが)は思いつきが当たっただけという印象を受けます。第6章で明かされる犯人の秘密は普通に容疑者の身上調査していればもっと早くに発覚されるべきものでしょう。しかしそれらの問題点があまり気にならないのはプロットが充実しているからです。ある中小企業の新商品の企画がライバル会社にリークされ、やがて殺人事件にまで発生して社内社外の様々な人間模様が浮かび上がり謎が深まっていく展開がお見事です。人物視点を次々に変更する手法も効果的です。


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樹下太郎
1993年08月
鎮魂の森
平均:6.00 / 書評数:1
1987年08月
散歩する霊柩車(光文社文庫版)
平均:6.00 / 書評数:1
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平均:5.00 / 書評数:1
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平均:6.00 / 書評数:1
1960年01月
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夜の挨拶
平均:6.00 / 書評数:1
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