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ミステリの祭典

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葛城タビトさんの登録情報
平均点:7.10点 書評数:10件

プロフィール| 書評

No.10 2点 放課後
東野圭吾
(2001/05/20 16:47登録)
いままで読んだ乱歩賞受賞作の中でも、だんとつで読後感が悪い。
なんといっても殺人者の動機にはあぜんとした。


No.9 7点 炎蛹 新宿鮫V
大沢在昌
(2001/05/20 16:46登録)
アイデアが面白い。このメインのネタはなかなか思いつけないと思う。


No.8 7点 屍蘭 新宿鮫III
大沢在昌
(2001/05/20 16:44登録)
我ながらかなり甘い点数だと思う。
だけど、だけどですよ、考えてみてください。
このシリーズの前作が「毒猿」なんですよ!!
あの驚愕のアクション巨編の続編が「こう」なるなんて誰に予想できます?
作者のシリーズ構成の巧みさにあぜんとさせられた一作です。


No.7 5点 緋色の囁き
綾辻行人
(2001/05/20 16:42登録)
サスペリアを思い出す……
などというと年がばれるか(笑)


No.6 6点 時計館の殺人
綾辻行人
(2001/05/20 16:41登録)
知り合いの熱心な「SF」マニアから薦められた。
読んでみて納得。
この作品は(そんな表現があるとすれば)ミステリのロマン派でしょう。


No.5 8点 ステップファザー・ステップ
宮部みゆき
(2001/05/20 16:34登録)
たぶんいちばんすごいのは、「火車」と同じ年にこの
作品が出版されているという事実でしょう。宮部師の
引き出しの多さに感動するとともに……やっぱり「1
992年の宮部みゆき」というのは出版界の奇跡だっ
たと思わざるをえません。


No.4 9点 魍魎の匣
京極夏彦
(2001/05/10 23:52登録)
「みっしり」と「ほう」には背筋が寒くなった。
こうゆうのを本当の言霊と呼ぶのでしょう。


No.3 8点 空飛ぶ馬
北村薫
(2001/05/10 23:48登録)
「赤頭巾」を読んだときの、息が止まるような思いを
いまも忘れられません。圧倒的に深い登場人物への洞
察。推理に至る探偵役のえんしさんの老獪さと、その
結果を拒もうとする主人公の若さ。そしてなにより、
善意と悪意の見事な対比!
 いろいろ小説を読んできましたが、これほど見事
な「最後の一行」にはお目にかかったことがありま
せん。


No.2 10点 夜の蝉
北村薫
(2001/04/25 08:16登録)
文章の美しさ、という意味では最近のミステリの中でも出色の出来だと思います。物語の美しさでも……「夜の蝉」のタイトルの意味を知ったときは、泣けた!


No.1 9点 殺人鬼
綾辻行人
(2001/04/25 08:14登録)
たとえば、どんなすぐれたスプラッタ・ムービーであれ、「死ぬ瞬間」の被害者の心理は描写し得ない。どれだけ大量の血が飛び散ろうと、死そのものの恐怖、自分がいまから死ぬのだと自覚する恐怖には匹敵し得ないはず。
 その意味でこの小説は、凡百のスプラッタ・ムービーを
ぶっちぎりで抜いている。大傑作。

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