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ミステリの祭典

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八二一さんの登録情報
平均点:5.77点 書評数:445件

プロフィール| 書評

No.225 5点 ダンテ・クラブ
マシュー・パール
(2022/03/10 20:07登録)
作者はダンテに関する研究者の第一人者として有名な人物で、本作にはダンテや「神曲」にまつわる知識やペダントリーがたっぷりと詰め込まれている。
粗削りな部分もあるが、謎解きの妙味に目を見張らせるものがあり、そういう意味でエーコの「薔薇の名前」を彷彿させたりもする。


No.224 6点 緋色の迷宮
トマス・H・クック
(2022/03/10 20:04登録)
ペシミスティックな関係でしかなかった親子の絆が、終盤反転する展開は見事。その後に待ち受ける暗転は、とてつもなく悲劇的。


No.223 6点 黒い睡蓮
ミシェル・ビュッシ
(2022/02/04 20:29登録)
ノルマンディーの小さな村を舞台に、モネの名画をめぐって起きる殺人を、警察署長とその部下が捜査にあたる。ツイストのきいた心理スリラー。


No.222 5点 殺人者の記憶法
キム・ヨンハ
(2022/02/04 20:25登録)
シリアルキラーが認知症の記憶障害に陥ったらというユニークな設定と、さまざまな解釈が可能な物語にユニークな文学性がある。


No.221 8点 元年春之祭
陸秋槎
(2022/02/04 20:22登録)
長安の都を離れ渓谷で暮らす祭祀を司る一族をめぐって起きる殺人事件の顛末が、中国の古典を紐解くように語られていく。不可能犯罪を扱い、読者への挑戦状を二度も挟むなど、堂々たる歴史ミステリに仕上げている。


No.220 6点 六人の赤ずきんは今夜食べられる
氷桃甘雪
(2022/01/17 20:29登録)
基本的にパニックホラーの構造ながらも、巧みな情報開示で読者の認識を欺く手さばきは本格ミステリ流。


No.219 5点 グラスバードは還らない
市川憂人
(2022/01/17 20:26登録)
トリックが暴かれたその瞬間、鮮明に浮かび上がる人間の感情に胸を衝かれる。


No.218 5点 探偵AIのリアル・ディープラーニング
早坂吝
(2022/01/17 20:25登録)
AIを推理小説の視点から縦横無尽に語り倒す意欲作。人間と機械という関係性の描き方もよい。


No.217 5点 パズラクション
霞流一
(2021/12/31 20:17登録)
豪快に使い捨てられるロジックの勿体ない素晴らしさ。あまりにカオスな状況から、寸分の隙も無くはまっていくパズルのような展開には思わず笑えて来る。


No.216 5点 帝都探偵大戦
芦辺拓
(2021/12/31 20:15登録)
捕物帳の岡っ引きから戦後の探偵まで、五十人もの名探偵を再登場させ、原著の文体も模写してみせた。凝り性の作者らしい仕上がり。


No.215 5点 ディレイ・エフェクト
宮内悠介
(2021/12/31 20:13登録)
表題作は、モキュメンタリ―タッチの書きぶりがひとつの頂点を極めた感のある一編で、淡々と描かれる二重写しの東京の景色に、小説の力を改めて信じたくなる気持ちにさせられた。


No.214 7点 生き残り
古処誠二
(2021/12/18 20:55登録)
生きている兵隊の過酷な運命を乾いた筆致で描いた戦争ミステリ。真相が明らかになった瞬間に突き放されるような、あの感覚は忘れがたい。


No.213 6点 碆霊の如き祀るもの
三津田信三
(2021/12/18 20:53登録)
冒頭四編の怪談で恐怖を味わい、解決編で衝撃を受ける。終盤明らかになる謎の数に、刀城言耶は本当に解けるのかと呆然。


No.212 5点 火のないところに煙は
芦沢央
(2021/12/18 20:51登録)
ミステリ的なサプライズがあり、現実との境が曖昧になる実話系怪談集。


No.211 5点 日曜の午後はミステリ作家とお茶を
ロバート・ロプレスティ
(2021/11/30 20:19登録)
軽妙洒脱ここに極まれり、という表現がぴったりな短編集。


No.210 6点 粘膜探偵
飴村行
(2021/11/30 20:17登録)
スプラッター描写はやや抑えめだが、その分ミステリセンスを感じさせる長編に仕上がっている。


No.209 6点 ブルックリンの少女
ギヨーム・ミュッソ
(2021/11/30 20:15登録)
予想の斜め上をいく展開とはこのことかといったふうで、最後は思ってもいなかった類の胸の苦しくなる感動が待っていた。


No.208 7点 そしてミランダを殺す
ピーター・スワンソン
(2021/11/15 20:52登録)
特異な心理を組み込みつつ、スリリングなせめぎ合いと巧みな語りで先を読ませない。


No.207 7点 蝶のいた庭
ドット・ハチソン
(2021/11/15 20:50登録)
誘拐された少女たちの暮らしていた美しい地獄を凄絶に描いている。救出後の少女と捜査官との関係性もよい。


No.206 6点 監禁面接
ピエール・ルメートル
(2021/11/15 20:48登録)
ある男の逆転劇として一触即発の緊張感のもとプロットを転がし、騙し合いを制御して読者を離さない。

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