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ミステリの祭典

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蜘蛛の巣
修道女フィデルマ

作家 ピーター・トレメイン
出版日2006年10月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 八二一
(2021/08/16 20:44登録)
七世紀のアイルランドが舞台。ほとんど知識が無いまま読み始めたが、裁判官兼弁護士の修道女フィデルマの価値観が現代的なこともあってすんなりと世界に入り込めた。
また、権威にしがみついた鼻持ちならない連中を、彼女が論破していくさまは爽快だった。

No.1 5点 nukkam
(2016/08/10 11:16登録)
(ネタバレなしです) 1997年発表の修道女フィデルマシリーズ第5作で、「幼き子らよ、我がもとへ」(1995年)と同じく創元推理文庫版が上下巻になるほどのボリュームですがすらすらと読ませる語り口は健在です。盗賊団が登場して冒険スリラー風になる場面もありますが最後は容疑者を一堂に集めて犯人を指摘するという本格派推理小説の典型的パターンで終結します。真相にちょっと気に入らないところもありますが謎解き伏線も結構豊富に張ってあります。

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