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ミステリの祭典

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mediocrityさんの登録情報
平均点:6.23点 書評数:286件

プロフィール| 書評

No.6 7点 水車館の殺人
綾辻行人
(2019/02/21 21:58登録)
私のような古典推理作品を読み込んでない人には、新鮮で非常に楽しい小説でした。
ただ私でもトリックは結構読めたので、初心者向けなんでしょうね。
あと、執事はさすがに気付くんじゃ・・・


No.5 9点 猿丸幻視行
井沢元彦
(2019/02/21 21:51登録)
梅原氏の死去でこの本の存在を思い出し読破。まさかあの『死者の書』の折口信夫が主人公のSF的な物語とは思っていませんでした。
暗号部分は少しややこしかったですが、折口信夫、日本史、神道に興味のある人には非常に面白い作品だと思います。
発売時には「梅原氏の本に頼りすぎ」みたいな批評があったらしいですが、一体何を読んでいるのでしょうか。あくまで参考にした上で、梅原氏に対する批判も取り上げ、全く別の結論に達しているというのに。
テーマが自分の興味のど真ん中なので点数は甘目です。


No.4 3点 火車
宮部みゆき
(2019/02/21 21:33登録)
内容のわりに冗長(無駄に1.5倍に引き伸ばしたような)。冗長なのに最後は尻切れトンボのような終わり方。推理小説としても読み物としてもそれほど面白いとは思えませんでした。

追記
カード破産て今はあんまり聞きませんよね。この小説が書かれた時代特有の事象だったのでしょうか。自分は100%破産者が悪いと思いますから、社会のせいみたいな感じで変に正当化?されていた事にものすごく違和感を感じました。正直全く同情できませんでした。同じ社会派でもずっと古い「点と線」はベタな政治汚職ネタでしたが、こちらの方がむしろ時代を感じなくて今でも読める気がしました。 
あと妙な比喩が多用されるのもマイナス評価。蕎麦屋でフランス料理のフルコース並みの料金がうんぬん、みたいな表現がちょっと離れた箇所で2回使われてましたが、繰り返すほどうまい比喩とは到底思えない。


No.3 10点 魍魎の匣
京極夏彦
(2019/02/21 21:24登録)
こんなに話を広げまくって纏まるのかとハラハラしましたが、序奏や間奏曲のような部分までもが回想されつつ最後には見事に収束したのには驚きました。


No.2 9点 容疑者Xの献身
東野圭吾
(2019/02/21 20:54登録)
本格物でこの本のトリックが使われても驚かなかったでしょうが、推理小説であることも忘れるような雰囲気の中で、あのトリックですからそれは驚きました。


No.1 7点 ロートレック荘事件
筒井康隆
(2019/02/21 20:20登録)
<ネタバレあり>



「おれ」が誰なのかわかりにくい、かつ登場人物の名前がフルネームだったり、姓だけだったり下の名前だったりバラバラ。以上からなんとなく自分の人物把握が間違っているんだろうなあと思いながら読んでました。最後は驚きもありましたが、むしろ納得。そりゃ従兄弟ですからそうなります。

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