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ミステリの祭典

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江守森江さんの登録情報
平均点:5.00点 書評数:1256件

プロフィール| 書評

No.256 4点 百万の手
畠中恵
(2009/05/25 17:02登録)
作者の懐の深さを知るには読むべきなのかも知れないが、読んで楽しい小説ではない。
「しゃばけ」シリーズからの人は素通りが正解かも。


No.255 7点 上を見るな
島田一男
(2009/05/25 16:13登録)
これも大量にあるシリーズ作品の一つ。
弁護士が主人公なのでミステリー色が強い。
今でも綿々と受け継がれる貧乏弁護士が事件に巻き込まれる設定の原点。
テンポよいハードボイルドが楽しめる。
女助手との微妙な距離感(恋愛)がシリーズとしての、もう一つの読み所で、やり取りが楽しい。


No.254 7点 科学捜査官
島田一男
(2009/05/25 14:47登録)
色々な捜査上の職場を紹介しているシリーズ。
発表当時は科学捜査への注目度は低く、鑑識レベルを越えた科学捜査ミステリーの原点にある。
科学捜査が齎す証拠をも念頭に入れてミステリーを書かなければならない時代に一歩足を踏み入れた金字塔的作品。


No.253 7点 鉄道公安官
島田一男
(2009/05/25 14:38登録)
古典的立場にある事情を考慮しシリーズから一冊だけ取り上げたい。
鉄道とあるが時刻表物ではなく、国鉄(当時)内で起きる事件を扱いきっちりミステリーしている。
テンポ良く読みやすいのが作者の真骨頂。
現在も綿々と受け継がれている鉄道ミステリードラマの原点。
※採点はシリーズ全作の平均的評価。


No.252 7点 事件記者
島田一男
(2009/05/25 14:29登録)
シリーズ作品が大量にあるので古典的事情も考慮して一冊だけ取り上げたい。
連続テレビドラマを小説で読んでいる感じでテンポよい会話を楽しめる。
各短編きっちりミステリーしてるので侮れない。
高度経済成長期を知るには持って来いなので興味ある方は是非。
※採点はシリーズ全作の平均的評価。


No.251 7点 北の夕鶴2/3の殺人
島田荘司
(2009/05/25 14:13登録)
初読時にトリックが大技すぎるかなと思ったのだが・・・
二時間ドラマで映像を見せられまんざら不可能ではないのか、と納得してしまった。
ドラマ化も弊害ばかりではない。


No.250 6点 黒の試走車
梶山季之
(2009/05/25 14:05登録)
もう古典扱いでもしょうがないかも知れないが、当時、松本清張とは違う切り口でベストセラーを連発した。
初めて産業スパイをテーマにした記念碑的作品。
今読んでみても色褪せていない。
田宮二郎主演の映画もある。


No.249 5点 夢の超特急
梶山季之
(2009/05/25 13:57登録)
東海道新幹線の新駅を巡る汚職をえぐった作品。
ミステリー色は薄い。
社会派好きな方にお薦め。
松本清張と読み比べるのも一興。


No.248 5点 焦茶色のパステル
岡嶋二人
(2009/05/25 13:36登録)
この作品が発表される以前から、コアな競馬マニアや生産者の間では”テンプラ“(興味ある方は自分で調べて下さい)が横行してると噂されていた。
なので全然競馬界に衝撃を与えると実感できなかった覚えがある。
現在だと血統登録検査も人間の親子鑑定以上で、この手のテーマは(科学捜査ドラマ以外では)書きにくいだろう。
乱歩賞受賞時もトリックの可否で話題になった。
二時間ドラマの原作とおもいながらサラッと読めばよい作品。


No.247 6点 オチケン!
大倉崇裕
(2009/05/24 22:20登録)
大学のオチケン存続を巡る連作短編集。
ヤングアダルト向け作品で日常の謎派。
大人で読みたい方は買うほどでもないので図書館でどうぞ。


No.246 6点 十字屋敷のピエロ
東野圭吾
(2009/05/24 21:32登録)
この作品を最後に作者は本格らしい本格と距離を取り出した。
他の作家と同じ様な館物を書き続ける気にならなかったのだろう。
金田一少年にパクられる前に読んだので楽しめた。
逆に金田一は読み流して終わった。


No.245 5点 名探偵の呪縛
東野圭吾
(2009/05/24 21:30登録)
作者の本格に対する距離感を知る為だけに存在する作品。
内容自体は平凡。


No.244 5点 見えない人影 各務原氏の逆説
氷川透
(2009/05/24 21:25登録)
よくシリーズ二冊目が出せたものだ。
そのわりに悪くないので復活の兆しかと期待したら・・・
現在これで打ち止め継続中。

先日、本格ミステリ大賞の投票をしてた事で生存を確認できた。


No.243 4点 最後から二番めの真実
氷川透
(2009/05/24 21:21登録)
早くも才能が枯渇してしまったのか。
ここから早くも劣化が始まった。


No.242 5点 各務原氏の逆説
氷川透
(2009/05/24 21:17登録)
新たなシリーズに移行した。
初期の頃のような作品は書けなくなったのだろうか?
非常に残念だった。


No.241 7点 法月綸太郎の冒険
法月綸太郎
(2009/05/24 21:13登録)
文庫の新刊か古本屋が読む本の大半だったが、これを読んで図書館利用が増えた。
ずっとこのシリーズの連作短編だけでいいと思ってた。


No.240 5点 名探偵は最終局に謎を解く
戸松淳矩
(2009/05/24 21:08登録)
今回の探偵は棋士。舞台となる浅草のデパートに個人的な思い出があり、それだけは嬉しかった(1点加点)
最初にシリーズが書かれた当時の時代背景そのままでは、ノスタルジーは擽られても如何せん古い。
やっぱり浅草を描くなら‘ウンコ’(本当はビールの泡)のオブジェは欠かせない。


No.239 5点 名探偵は九回裏に謎を解く
戸松淳矩
(2009/05/24 21:05登録)
3バカトリオ?が主人公のシリーズだが、毎回探偵が違う。
前作より謎に魅力がない。


No.238 7点 鈍い球音
天藤真
(2009/05/24 21:01登録)
プロ野球界を舞台にしたドタバタミステリー。
普通に書いてもユーモラスになるのが作者の真骨頂。
長嶋・稲尾の全盛期のプロ野球をイメージ出来ればより楽しめるだろう。


No.237 6点 改訂・受験殺人事件
辻真先
(2009/05/24 20:57登録)
これも推理クイズ番組の影響で再読。
この作品の仕掛けは読みにくくはならず楽しめた。
作者の若さの秘訣は遊び心なのか。

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