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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:639件

プロフィール| 書評

No.539 6点 新・本格推理05九つの署名
アンソロジー(国内編集者)
(2020/03/06 19:43登録)
このシリ-ズを久々に拝読。
鮎哲先生亡きあとは、二階堂氏が編集しているのですね。
評価は一つ一つの作品にしましょう。

水島  ・・・7
蛙男  ・・・4
コスモス・・・7
教俊  ・・・7
九人  ・・・6
無人島 ・・・5
何処か ・・・8
モ-ニン・・・7
紅き  ・・・5

平均点6.16なので、評点は6とします。


No.538 6点 涙香迷宮
竹本健治
(2020/02/11 17:33登録)
この作品が、「このミス」2017年版の1位と最近知り、
興味を持って読みました。
でもこれは、読み手を選びそうですね。
前半は、囲碁・連珠・和歌の蘊蓄が続き、この方面に興味
ない人には辛そう。僕は大丈夫でしたが。
ミステリとしてはやや薄味なので、辛口の採点になります
が、満足度はそれなり。

余談ですがこの作者、囲碁は相当の打ち手みたいですね。
そういえば「匣の中の失楽」も囲碁のシーンがありました
よねえ。


No.537 5点 死都物語
森村誠一
(2020/01/20 07:23登録)
話の中にゴ-ストライタ-が絡みます。そこの部分が
興味ありました。そこ以外は平凡。

(ここからネタばれ)
真犯人はいかにも怪しそうな人と、最後の方でひょこっと
出てくる人なので、ミステリとしてはやや薄味。


No.536 5点 飛騨高山に消えた女
西村京太郎
(2020/01/11 09:02登録)
今年初めての書評です。

題名を見ると「いかにも」風ですが、氏の作品としては、
旅情・トラベル色が薄く、鉄道を駆使したアリバイ破り
でもない・・・どちらかといえば異色作です。
内容的にはまあまあ。


No.535 8点 魔眼の匣の殺人
今村昌弘
(2019/12/28 10:04登録)
氏の第二作ですが、なかなかの出来栄えです。
個人的な好みはこちらの方が上かな?
有栖川氏が作りそうなロジカルな構成に好感。

(以下ネタバレ)
死んでしまう4名(男女各2名)を予想して臨みましたが、
1名だけ外しました。
最初に死ぬ人は・・・いかにもですよねえ。
犯人は生存者が絞られてくるので、この僕でも的中しました
が、その推理過程に好感持てます。
動機に不満な方もおられるようですが、僕にとっては許容
範囲でした。


No.534 6点 松山着18時15分の死者
津村秀介
(2019/12/14 11:56登録)
氏の作品は、期待以上のものはなかなかないけど、
ハズレも少ない。
抜群の安定感ですね。


No.533 7点 招かれざる客
笹沢左保
(2019/12/01 13:40登録)
氏の作品を初めてよみましたが、暗号・密室・アリバイ
と盛りだくさんですね。
丹念な作りには好感が持てます。

暗号・・・これは特殊知識がないと解けない
密室(凶器)・・・外国の古典に類似あり
アリバイ・・・これも鮎哲氏の某作品に似てますね(パクリはさすがに
       失礼ですけど)
       作品もほぼ同年代だけに、どっちが先なんでしょう?

ネガティブなことも書いていますが、総合的には本格志向の人間を
満足させることのできる作品です。


No.532 4点 安芸いにしえ殺人事件
木谷恭介
(2019/11/02 09:04登録)
全体的にもう一つ話しに入っていけない印象。
ラストもこれで終わり?って感じです。


No.531 4点 バカミスじゃない!?
アンソロジー(国内編集者)
(2019/10/19 10:55登録)
バカミスの定義っていったい何なんでしょうね。
人の主観により、解釈はだいぶ異なりそう。
そんなことを考えさせられる一冊。


No.530 7点 時鐘館の殺人
今邑彩
(2019/10/05 11:43登録)
ホラ-色の強い作品もありますが、どれも粒より。
個人的なベストは「黒白の反転」かな?表題作も良いですが。
本格色の強い、よい作品を書く作者だけに、既に故人である事が
惜しいです。


No.529 5点 十和田奥入瀬殺人回流
梓林太郎
(2019/09/07 08:21登録)
(ネタばれあり)

中盤過ぎに現れた怪しい人物がそのまま犯人でした。
ちょっとひねりが少ないのがやや不満。
(多すぎても困るけど)
ただ前に読んだ麻耶雄嵩氏の作品に比べれば読みやすい、
読みやすい!サクサク進みます。


No.528 5点 メルカトルかく語りき
麻耶雄嵩
(2019/08/31 14:52登録)
う-ん、これは何とも。
氏に対する予備知識ない人が読むときっと驚くでしょうね。
まあ麻耶氏ならではではあります。


No.527 6点 青春迷路殺人事件
梶龍雄
(2019/08/03 17:48登録)
この作者をはじめて拝読。
本格色の強い作風と聞いていましたが、その点については
噂通りです。
この作品に関してはアリバイものだけに、犯人の意外性は
あまりないですが、完成度は高いと思います。
ただ文章のよみづらさがあったので、満足度はあっても
採点は辛め。

<余談>
内容もさることながら、当時の方たちの野球に対する熱さ
(一高VS三高)が面白かったです。
小生が子供のとき読んだあの湯川博士の伝記でも一高と三
高の野球が書かれ、氏の野球に対する熱さが伺えました。


No.526 7点 囁く唇
鮎川哲也
(2019/08/02 18:40登録)
この短編集の書評が未だだったんですね。
本が自宅にあり、何度も繰り返し読んでいます。
作品では「蟻」の時間トリックと、「墓穴」の皮肉な結末が印象的。


No.525 7点 蒲生邸事件
宮部みゆき
(2019/07/06 13:55登録)
宿泊したホテルで火事にあい、生命の危機にある主人公が、
時空を超え、二・二六事件に遭遇する・・・
まあ本格ではなく、SF小説ですね。でも内容は良かった
ですよ。

採点は6点+1点(二・二六事件の勉強になったので)


No.524 8点 悪魔はここに
鮎川哲也
(2019/06/01 16:55登録)
粒よりの短編集。
特に「薔薇荘」が秀逸ですが、他もなかなか。
「薔薇荘」については、有栖川氏がある作品で、「ミステリ創作学校と
いうものがあるとすれば、その教科書になりそう」とうまい表現をさ
れています。

採点は他の作品だけなら7点になるかもですが、「薔薇荘」のあるの
でプラス1点。


No.523 7点 消えた奇術師
鮎川哲也
(2019/05/15 20:20登録)
密室3部作以外は未読でした。
いろんな意見があるとは思いますが、密室に関してはやはり
 赤>白=青 かな? 個人的評価ですが。

密室シリ-ズだけなら採点8点ですが、それ以外の作品が意外に
平凡だったので1点減点。
特に「黄色い悪魔」のメイントリックは某海外古典にそっくり。


No.522 5点 本日は大安なり
辻村深月
(2019/04/13 18:09登録)
職場の人からもらった本シリ-ズ第3弾!

同じ日に結婚式を挙げる4組のカップルのスト-リ-。
内容そのものより、ブライダル系の仕事の人のご苦労がよく
わかりました。
知ったかぶりすると、双子入れ替わりカップルの顛末はまあ
予測できましたけど。


No.521 4点 どきどきフェノメノン
森博嗣
(2019/03/22 19:41登録)
職場の人にもらった本シリ-ズ、第2弾!
まあこれはミステリではなく、いわゆる一つの(?)ラブコメディ
ですね。そう割り切って読めば特に問題なし。

採点はちょっと辛いかな?
内容としては武蔵坊の存在意義がよくわかりませんでした。


No.520 6点 聖女の救済
東野圭吾
(2019/02/20 19:11登録)
職場の人からもらった本を読みました(笑)

さて肝心の書評ですが、トリックはしっかり本格仕立てであるものの、
これはどうか・・
他の方の書評にもあるように、理屈では可能でもそんなことするか、
というツッコミですね。
○○○を一定期間一切使わない、という縛りもありますし。
また○○○に毒を仕込むトリックも文章だけの説明なので、よくわから
ない(本当にこういうのが苦手)。

でも、文章に変なクセがなく読みやすさは相変わらずです。

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