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ミステリの祭典

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孤島パズル
学生アリス&江神シリーズ

作家 有栖川有栖
出版日1989年07月
平均点7.34点
書評数93人

No.13 9点 Yuri
(2002/07/26 00:21登録)
「動機からいって犯人は分かりやすかったですけれど。」は私も同感です。でも、それを論理で浮かび上がらせるところは、江神さんにはまったく敵いません。
そして、アリスに言った「お前には止められなかった」。切ないです。

No.12 6点 keisuke
(2002/07/03 00:35登録)
最後の方の、『朝の海を見下ろした時―。湾の中央付近にボートが漂っているのが見えた。既視感。』この部分に魅せられましたね。地図に残されたタイヤのあと、この推理が面白かったです。あとは、織田、望月の名コンビがあまり登場しなくて残念w。

No.11 6点 ドクター7
(2002/05/31 19:46登録)
宝が埋まった三日月型の孤島に、義弟やら異母弟やら紛らわしい家族が集まって嵐の夜に密室殺人が起こる。有栖川作品は敬遠してたのですが、これだけ胡散臭い舞台が揃うと思わず手にとってしまうから不思議。疑問を感じる部分(特に密室)もあり、宝捜しもオマケといった感じではありましたが、思ってたよりも楽しめたので良かったです。動機からいって犯人は分かりやすかったですけれど。

No.10 10点 テツロー
(2002/03/23 19:14登録)
 良いですね。犯人指摘のロジックもさることながら、嵐の孤島というこの舞台設定、嵐の晩の雰囲気描写が、もう好きで好きで。
 実際途中で何回か、本を置いてしまいました。決して読めなかったのではなく、読み進めるのがもったいないと感じたから。「このまま読み進めてしまったら、やがて嵐は去って行ってしまう。どうして嵐は去ってしまうのだろう。あぁ、嵐が来て、このままずっと嵐だったらいいのに!」などと考えて… まったくもう、身悶えしながら読んだミステリなんざ、これが初めてや。

No.9 4点 桜緋女
(2002/03/08 01:52登録)
前半はまあまあでしたが、
ラスト近くなって急にどたばたし出すのが嫌。
やっつけっぽく感じる。

No.8 8点 モトキング
(2001/12/20 13:15登録)
有栖川先生が誇る江神シリーズは、論理性をとことんまで突き詰める有栖川作品の中でも、その論理展開の出来に特筆すべきモノを感じる。
初期の江神3部作のうち、構成、雰囲気、スケール等も含めた最高の作品は、個人的には「双頭〜」であるが、解決への論理展開の見事さだけに限るので在れば、この作品が一番だろう。
島の形状。自転車の数。通行可能ルートの設定。細かく鏤められた伏線の数々。正にロジックを突き詰めた小説は、良くできたクイズ若しくは数学や物理の問題などと同レベルの知的好奇心を読者に与えてくれる。
しかし小説は、単なるクイズ、問題では感じることの出来ない読後感がある。この作品は、一抹の清涼感すら漂うパズルクイズの傑作であり、それ故にロジカルなミステリの傑作であるといえる。

No.7 7点 元FLUGELSファン
(2001/12/18 15:18登録)
今の時代に論理でいく心意気にこの点数。
南国の島の雰囲気は良かったな〜もはや個人的な趣味で点数つけるしかないなこの人は。

No.6 2点 閑蠢
(2001/11/23 18:28登録)
初有栖川体験だったのですが・・・
正直つらかった。
これを初めて読んだのは間違いでしょうか?>ファンの方

No.5 9点 月原
(2001/10/10 04:45登録)
僕は非常に楽しめました。論理よりも雰囲気の方に重心がよっている作品が多い中で、有栖川氏の江神シリーズはやはり特筆ものだろうと思います。現在出版されている3作品のなかでもベストではないでしょうか?論理的であるために多少犠牲になっている雰囲気の部分も、今後江神が自身の母から受けた死の宣告とあいまって、その論理性とバランスする魅力を持つようになることを期待します。

No.4 7点 pon
(2001/07/24 02:57登録)
伏線の張り方はかなり上手な人です。ケレン味のなさがこの作家の身上でしょう。依然としてキャラに魅力はありませんが……。

No.3 7点 れん
(2001/06/02 17:53登録)
純粋にロジックで読ませる力がある。
青春小説としてもなかなか良いのでは・・・。

No.2 8点 RYO
(2001/05/03 20:59登録)
論理展開のみで犯人を指摘する気持ちよさ。
納得できる本格ミステリーです。

No.1 6点 亜佐美
(2001/02/21 13:38登録)
デビュー作よりはいいんじゃないかと。

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