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ミステリの祭典

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マスカレード・ホテル
マスカレードシリーズ

作家 東野圭吾
出版日2011年09月
平均点6.30点
書評数27人

No.7 9点 akkta2007
(2012/02/10 22:25登録)
ホテルを舞台とした作品で、東野作品の違う一面を見たような感じ・・・
間違いなく楽しめた。

No.6 6点 こう
(2012/01/24 00:47登録)
 口が悪いけれど優秀な刑事がホテルに潜入しプロの女フロントとぶつかりながら交流してゆく、ありがちな人物配置だとは思うんですがそれでも面白かったです。新田と栗原のサイドストーリーの所や真犯人の行動の伏線などが気に入りました。この作品もストーリーを楽しむべき作品だと思います。

No.5 6点 HORNET
(2012/01/04 20:21登録)
 警官がホテルマンに扮して一流ホテルでの予告殺人に対処するという設定、宿泊客のさまざまなエピソードが積み重ねられていく退屈させない展開、相変わらずの無駄のない軽快な文体など、高いリーダビリティで一気に読み進められた。
 「新参者」のように、物語中の各エピソードがそれぞれにひとまず完結し、オチも用意されていて作者の構成の巧みさを感じさせられる。肝心の、本筋の殺人事件については、推理して読み進めるというより、進んでいく捜査を見物しているようになってしまうところはあるが、観客として楽しめるのでそれもまたよし。

No.4 7点 まさむね
(2011/12/05 22:50登録)
 「4件目の連続殺人は某一流ホテルで発生する可能性が高い」との分析に基づき,刑事がホテルマンとして乗り込みます。刑事とホテルウーマンの衝突と理解,登場人物や宿泊客らの人間ドラマなどなど,事件の真相以外にも,多種多様な「読みどころ」を配置しています。サスペンス的要素もあり,一切飽きることなく読みきりました。
 読者として謎解きできるスタイルではないため,純粋に作者のストーリーテラーぶりを堪能するのがベスト。一点だけ気になる点を述べるとすれば,「手口が凝り過ぎている・・・」

No.3 7点 haruka
(2011/10/07 01:39登録)
最近の東野作品はミステリの体裁を保ちながらも、作品個別のテーマが存在しているようで、本作では「信じる女と疑う男」の構図で、それぞれホテルマンと刑事の生き様を描いている。相変わらずお話としては良くできていて、心温まるエピソードを挿入しつつ最後まで楽しみながら読ませてくれる。本格ミステリと思って読むと期待はずれかもしれない。

No.2 6点 kanamori
(2011/09/25 18:41登録)
当代人気作家・東野圭吾の新シリーズ第1作。
”刑事もの”といえば靴底をすり減らしての聞き込み捜査という定番を外して、超一流ホテルのフロント係に扮する潜入捜査という設定が気が効いている。ホテル内に舞台を限定し、怪しげな人物が次々現れる展開や、刑事の勘と女性フロント係のプロ意識との衝突などが面白く、さすがのストーリー・テラーぶりです。
ただ、本格ミステリとして見た場合、”犯人当て+被害者当て”ということになるのですが、前提となる連続殺人の構図の仕掛けが途中であっけなく開示されたり、最後は犯人によるその複雑な工作があまり意味がない様に思えてしまうのですが。

No.1 8点 モグ風
(2011/09/21 20:35登録)
ネタばれ含む

誰が誰を狙っているのかわからないが犯行予定地はきまっている、しかも警察官がホテルの店員に成りすましての張り込みという設定が秀逸

いろんな人が犯人に思えてくるし、いったいどうやってあれだけ警察が張り込んだホテルで殺人を起こすつもりなのか?
はたまた・・・・といった感じで
そこらへんが見所だと思います。
最後のおちが東野さんのわりには弱いですね。

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