一の悲劇 法月綸太郎シリーズ |
---|
作家 | 法月綸太郎 |
---|---|
出版日 | 1991年04月 |
平均点 | 7.15点 |
書評数 | 47人 |
No.7 | 7点 | Dain | |
(2004/11/12 00:07登録) そんなに期待しないで読んだぶん、楽しめました。ただトリックはけっこう危なっかしい感じ。終盤のめまぐるしい展開は読んでて小気味良い。 |
No.6 | 6点 | ギザじゅう | |
(2004/04/18 23:05登録) 前作『頼子のために』とは手法こそ違えど、根本のテーマは近く、悲劇的な作品。 サスペンスフルな展開に目まぐるしく変わる容疑者と充分に楽しめる。ただし、最後の真実は読者の予想出来る範囲だったという意味では、いささか物足りない。 (といってもこの作品を書いた意義は認めている) 付け加えておけば、この作品には『名探偵』は必要であると思う。この物語における『名探偵』の意義は?『名探偵』であることの苦悩を交え、本当に『名探偵』は必要なのか、と思わせるには必要な舞台装置である。 |
No.5 | 7点 | ぱり | |
(2003/12/05 20:03登録) 三人称ではなく、山倉の視点を中心に書かれていくので誘拐の緊迫感等が読者にも伝わってくる。 一寸両夫婦の親子関係が複雑なのだが、これが最後のどんでん返しの為に施された設定なのでし様が無い。 どんでん返しと書いたが最後の慌しい程の展開のめまぐるしさはとんでも無い事になっている。 法月と言えば難しいイメージがあるのだが、少なくともこの作品に関してはそれ程難しい作品にはなっていなく、非常に読みやすかった。 |
No.4 | 8点 | 寝呆眼子 | |
(2002/09/15 14:16登録) いろんな作家が誘拐モノを書いていますが、個人的には、五指に入る作品です。これまでに書評を書かれた方もおっしゃっていますが、この作品において、「名探偵」は、たしかに必要なかったと思います。もっと別の、効果的な登場人物にこの役をふっていたら、さらに質が上がったのではないでしょうか。ただ、それでは「のりりん」らしくありませんね... |
No.3 | 8点 | 馨子 | |
(2001/10/08 11:00登録) 「名探偵はいらない」という意味がわかった。事件解決してないじゃん・・・。 でもすごくドキドキしながら一気に読めました。 |
No.2 | 6点 | アデランコ | |
(2001/09/28 19:26登録) 二組とも凄い夫婦ですね。 不倫した男が悪い。 |
No.1 | 6点 | RYO | |
(2001/07/04 16:25登録) 『私が殺した少女』と読み比べると面白いかも。しかしこの作品に「名探偵」はいらないでしょう。 |