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ミステリの祭典

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クビツリハイスクール
戯言シリーズ

作家 西尾維新
出版日2002年08月
平均点5.25点
書評数8人

No.8 6点 mediocrity
(2020/03/01 23:36登録)
平均点は高いけど自分は中途半端な点数を付けた作品には「トリック自体は素晴らしいと思うけど、置いてある所がバレバレすぎて驚けなかった」というのが多い。この本は逆で、トリック自体は小粒かもしれないが、思いもよらない所からパンチが出て来た感じ。こちらの方が好みだ。

No.7 4点 風桜青紫
(2016/01/28 13:37登録)
相変わらず読ませる力はあるんだけども、どうも釈然としなかった。文章でバトル漫画のノリをやられてしまうと、なんだか萎える。ジャンプ漫画の引用や、セルフパロディもちょっとねえ……。こういうのを堂々とやってのけるところが西尾の強みなんだろうけど。トリックもとりあえず入れてみただけという感じで、ほとんど不要。まあ、いーちゃんと哀川さんのコントはそこそこ楽しめました。

No.6 8点 虫暮部
(2015/07/28 11:37登録)
 いくら好きでもこれをミステリとして高く評価するのは難しいが、贔屓目に見るなら小うるさい約束事で自縄自縛になるミステリに対する批評として機能していると言えなくもない。面白いんだからいーじゃん。子荻ちゃんが好きです。

No.5 4点 ボナンザ
(2014/04/08 01:28登録)
ここからおかしくなり出した。安易なバトル展開に走る少年漫画のような・・・。

No.4 3点 文生
(2010/01/21 06:25登録)
前作の『クビシメロマンチスト』で萌えキャラによるダークな青春ミステリーという形態に衝撃を受け、期待に胸を膨らませて本作を読んだらミステリーではなくバトルものだった。
何より前作の肝だった主人公の暗黒面があっさりと放棄されていて大いに肩透かしを感じた。
しかも、肝心のバトルが抽象的な描写が多くてあまり面白くないのだ。

No.3 8点 band box
(2009/11/29 14:23登録)
ミステリ色はかなり薄いが、僕は氏の作風が好きなので面白かった。
というか、このシリーズはミステリを求めて読む作品ではない。

No.2 3点 ぷねうま
(2009/02/22 02:04登録)
ここまでライトノベルの濃度を押し上げられると、少しぐったりしてしまう。
まあ、ミステリ的な要素も入ってるけど、もし無くてもこの人の作品読んでる人たちから一切苦情は出ないんじゃないだろうか。

次作以降を読もうか迷わせる作品。

No.1 6点 Pj
(2005/03/06 15:20登録)
西尾版バトル・ロワイヤル。殺人や密室の理由や、殺人や謀略があまりに日常的であまりにあっさり描かれすぎている点は、これまでの本格ミステリを壊して新しいミステリを描こうとする意識の表れのように思える。それを西尾維新は意図しているのか無意識のうちにやっているのかはわからないが、もし無意識の内にやっているのなら、新本格もこんなところまで来てしまったということだろう。

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