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ミステリの祭典

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盗聴

作家 真保裕一
出版日1994年05月
平均点7.11点
書評数9人

No.9 5点 いいちこ
(2016/10/25 17:13登録)
すでに多くの方が指摘されているとおり、尺の割りにプロットを欲張りすぎているため、最終盤が尻すぼみ気味で中途半端な印象が強い。
また、各短編とも最後に捻りを効かせたどんでん返しを用意しているが、同質性が高く単調な印象を受けた。
最後に収録されている「私に向かない職業」に良さを感じて1点加点したが、長編のクオリティには達していない

No.8 8点 spam-musubi
(2009/07/17 14:27登録)
この作者、初めて読みました。ホワイトアウトなどの長編が有名なの
で、短編集ということでそれほど期待していませんでしたが、
すっごい面白かった。

あれだけのページ数で、あの題材でよくここまで、と思えるほど、
しっかりした構成と最後のどんてん返しが用意されています。
個人的には「再会」「タンデム」が特に好き。
これは長編も読まなくては!

No.7 7点 こもと
(2007/10/15 23:47登録)
 『ホワイトアウト』を読んだ時にも感じたことなのだが、真保氏の書く文章が醸し出す臨場感は、タダモノではない。 ストーリーの山場にくると、とにかく、必死で活字を目で追っている自分がいる。 そうでなければ、「主人公が」というより、読み手である「自分自身が」、その場に立ち竦んで一歩も動けなくなってしまう錯覚に陥るからだ。 ホントに真保氏は、「読ませてくれる」作家さんだと、つくづく思う。
 それにしても、この4編を読む限り、「オンナって怖い生き物だよなぁ」と思ってしまったのは、私だけだろうか?(笑)

No.6 8点 VOLKS
(2007/08/05 10:49登録)
長編作として読みたかった作品。
短編では物足りない、というか、勿体ない。
同じ登場人物で別の作品(続編)があれば嬉しい。

No.5 8点 Dain
(2005/03/04 01:34登録)
真保作品はこれが初めてですが、かなり読みやすく、かつ面白かったです。今度は長編読んでみたいと思います。

No.4 7点 ハッチ
(2003/09/09 01:32登録)
短編でも十分すぎる程面白いとは思うのですが、やっぱり長編向けの作家さんかも。この短編を初作品で読んでいても、やっぱり長編が読みたくなっただろうと思うし。それにしても短編でも骨組みガチガチで読み応えあります。

No.3 8点 ごんべ
(2003/07/18 20:22登録)
表題作は長篇になれば良いのに…
ホワイトアウトとの繋がりもわかるけど、この路線の別作品を望みます。
短編でもスリリングでよかった。
物足りないと言うより、もう少し欲しいと言う渇望感を催させると言う作品群であったという点でこの点をいれました。

No.2 7点 由良小三郎
(2001/12/16 13:40登録)
真保裕一の短編はやはりものたりなさが残ります。小説自体は、おもしろいのですが、長編よんできた読者の期待するものにはこたえられていないと思いました。

No.1 6点 tenkyu
(2001/05/06 01:24登録)
表題作「盗聴」は短編にするのが勿体無い程の作品。私はてっきり長編かと思った。

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