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ミステリの祭典

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人形はこたつで推理する
人形探偵シリーズ

作家 我孫子武丸
出版日1990年08月
平均点6.37点
書評数27人

No.7 6点 G-?
(2005/02/12 02:06登録)
 ほのぼのとした雰囲気で主人公が三人共ユニークなのが良い。だがそれでいて、軽くはあるがあくまで推理小説という体裁から外れていない所が素晴らしい。

No.6 7点 北浦透
(2004/11/12 16:55登録)
期待を裏切らないキャラクター作りである。「おむつ」が特に魅力的だ。作品的には無難だが、あまり満足できるものではなかったが、これからの展開に期待を込めてこの評価である。

No.5 6点 なの
(2004/10/02 20:20登録)
設定を考えた時は、小躍りしたでしょうね。
それほど独特な名探偵です。
内容的には手堅いミステリ・・・『人形はテントで推理する』が秀逸。

No.4 7点 Dain
(2003/10/05 03:01登録)
とっても軽い、読みやすい作品。おむつがかわいいです。

No.3 6点 ギザじゅう
(2003/02/03 20:59登録)
煙突や窓などの隙間の使って、部屋の外側から犯行を行う密室トリック。
その変形パターン(?)であるやわらかい密室を利用した、
『人形はテントで推理する』が面白かった。

No.2 7点 寝呆眼子
(2002/08/30 20:06登録)
こういうタイプの作品は好きなんです。軽いノリなんだけど、ミステリの骨格はしっかりしている。辻真先の初期作品と共通するものを感じました。

No.1 5点 モトキング
(2001/11/30 11:03登録)
おっ? 一番乗りだ。
この作品はとにかく主人公のキャラが非現実極まりない。この点にまず驚く。そして、そのキャラを許せるかどうかで、読者は皆、一様に悩むことだろう。
もしかしたら、その点において、これをミステリと認められず、最悪の場合、生理的嫌悪感すら抱いてこの作品を放り投げてしまう方も、中にはいるかもしれない。
しかしながら、私はこのキャラを許せた。コメディタッチな文章がそれを「有り」にさせたのだろう。しかし、コメディというヤツは、ミステリというジャンルの中では多少損をしている。我々の認識する現実世界における論理性云々を幾ら追求しても、その作品世界自体が何か嘘に見えてしまい、どうやっても地に足が着いていないような宙ぶらりんの印象を受けてしまう。
まあ、フィクションなんだから嘘世界は当然なのだが、それでも推理小説というものは、我々の生きる世界のルールをそのまま当てはめて、その規則の中で謎の論理展開を行うものであるから、例えば登場人物の一人が自由に空を飛べたり、目からレーザービームが飛び出るような設定であれば、それを真面目な推理小説として捉えることは出来ない。むしろファンタジーだ。
そこまで酷くはないが、そういう点で、この作品は損をしているような気がする。
短編なので、一つ一つ小さくまとまっているが、それぞれのしっかりとした論理的解決は、なかなか良くできている。肩肘張らないで読める作品だ。

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