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ミステリの祭典

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陽気なギャングの日常と襲撃
陽気なギャングシリーズ

作家 伊坂幸太郎
出版日2006年05月
平均点6.20点
書評数10人

No.10 4点 ボナンザ
(2024/08/15 22:41登録)
前作で感じたくどさが短編仕立てになったことで緩和されてよかった。

No.9 6点 まさむね
(2015/12/31 15:13登録)
 素直に面白いエンタメ小説。伏線の仕込み&収斂の巧さ、憎めない登場人物と小粋な会話、読後の爽快感などなど、いかにも伊坂さんらしい。陽気なギャングシリーズは、色々考えずに、本に身を委ねてひたすら楽しむべし。
 さて、そのうち第3弾の続編も読んでみよう。

No.8 7点 こう
(2012/11/19 00:24登録)
 前作以上に楽しめました。エンターテインメント小説としてもそうですが今回の構成は前回以上に凝ってますね。4人の中では響野が一番好きですね。奥さんの祥子もいい味出していてボーナス短編もお気に入りです。

No.7 5点 simo10
(2012/07/27 22:43登録)
陽気なギャングシリーズ第二弾。
前半は四人の主人公それぞれの話を短編形式で紹介し、後半はグループとしての活躍を描く形。
伊坂氏お得意の各話のリンクと時系列パズルが堪能できます。というかやり過ぎの感があり、整理するのも面倒なくらいでした。
まあこの作品の醍醐味はキャラを楽しむものだと思っているのでその点では楽しめました。第一弾が好きな方は安心して楽しめると思います。
やはり響野のキャラが良い。あと小西、大田、良子の掛け合いに対する久遠の突っ込みが好きでした。

No.6 7点 E-BANKER
(2012/04/15 12:43登録)
話題作となった「陽気なギャングが地球を回す」の続編。
またもや「あの4人」が復活! ドタバタしているように見えて、決めるところは決める。

~嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。そして、天才スリ師は殴打される中年男に遭遇・・・。天才強盗4人組が巻き込まれた4つの奇妙な事件。しかも、華麗な銀行襲撃の裏に「社長令嬢誘拐」がなぜか連鎖する。知的で小粋で贅沢な軽快サスペンス~

相変わらず面白いなぁー
本作は「陽気なギャング」の続編なのだが、パワーアップしてる。
4人のキャラは最高。特に「響野」。
こんな面白い奴、なかなかいないよ。

本作は当初、4人がそれぞれ主人公として登場する「連作短編」として発表される予定だったものを長編に改編されたのだが、ミステリー的には正解だと思う。
まぁ、そもそも正統なミステリーではないのだが、一見無関係に見える4つの事件が、同じ登場人物や事件の舞台をとおして1つに収斂していくというのは、読んでて気持ちいい。

とにかく「伊坂ワールド」には強い引力があるとしか思えない。
こんな癖のある文章や世界観なのに、いつの間にか作者の世界(舞台か?)に引き込まれてしまう。
これこそが、作家としての力量なんだろう。素直に脱帽。
続編も是非出して欲しい。
(どうでもいいが、大久保が良子さんと無事結婚できたのかが気になる)

No.5 6点 haruka
(2011/04/24 22:48登録)
前作が好きな人なら楽しめると思う。相変わらずキャラが立っている。

No.4 6点 ムラ
(2011/01/03 02:19登録)
ギャングシリーズの第二段
前作に続いてキャラの掛け合いがよくてすらすらと読む事が出来ました。
伏線を無駄なく回収する進め方も面白かったです。
続編出て欲しいくらいですね。

No.3 6点 ZAto
(2009/11/02 22:49登録)
四人の個々に遭遇する事件を扱う短編風のエピソードが、主たる事件の伏線になりきれているのかというと疑問で、単に登場人物の重複であったり、私が好きな饗野氏が顔を突っ込む「幻の女・ノゾミ」は本当に幻のままであったりと、所々に得心の行かない部分があったのが残念だ。

No.2 6点 だい様
(2009/05/11 09:39登録)
陽気なギャングシリーズ第2弾

相変わらず響野を中心とした会話の掛け合いが面白い。
しかし新鮮さが薄れたせいか前作ほどは楽しめなかった。

No.1 9点 VOLKS
(2008/06/26 21:25登録)
伊坂氏の作品、特に前作のギャング4人組が好きなのでこの点数。更に、雑誌に掲載されていた内容とはかなり差し替えてあるので2度楽しめる。
相変わらずの4人組、プラス祥子さんタダシくんも健在で、登場人物達の会話遊びも面白い。今回は「銀行強盗」に加えて「人助け」騒動。伊坂氏得意のパズルが最後にはぴたっとはまって、気持ちいい1作。

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