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ミステリの祭典

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壁抜け男の謎

作家 有栖川有栖
出版日2008年05月
平均点4.62点
書評数8人

No.8 6点 虫暮部
(2021/03/09 12:09登録)
 良作が並んではいるが“物凄く良い一編”は見当たらず、例えば私が有栖川有栖ベスト短編集を編むとしても本書からは採らないだろう。

No.7 4点 mediocrity
(2019/04/12 20:37登録)
色々な所に書いた短編の寄せ集め16編。半分くらいは推理小説ではない。
『猛虎館の惨劇』までに5つくらい面白い作品があったが後半はあんまり。

No.6 4点 まさむね
(2011/12/17 18:40登録)
 10年間で溜まった掌編・短編を集めたノンシリーズの作品集。良く言えば「バラエティに富んだ作品集」であり,悪く言えば「寄せ集め感溢れる作品集」。
 読者挑戦モノや名作のオマージュの中には「悪くはない」作品もありましたが,全体からすればごくごく一部。その他の作品は,統一感がないというか,中途半端というか・・・。まぁ,各誌からの依頼(制限)に基づいて各々書かれたのでしょうから,致し方ない面もあるのでしょうけれども。

No.5 5点 HORNET
(2011/01/15 15:50登録)
純粋なミステリの短編集ではありませんね。肩に力を入れずに時間を費やすのにはよいと思います。作者自身も,思いに任せて気軽に書いたものではないでしょうか。ミステリとして期待はしないほうがいいでしょう。

No.4 5点 おしょわ
(2010/01/24 22:34登録)
掌編含む短編集。気楽に読めるのがいいところでしょうか。期待してたよりは良かったです。

No.3 3点 江守森江
(2009/12/12 03:20登録)
バラエティーに富んでいるが、それが作品レベルにまで及んでいる。
しかも、これは凄い的な作品は一編も無いと断言できる。
更に残念な事に、楽しめた作品が「鮎川哲也読本」「気分は名探偵」で以前に読んでいた。
思い起こしてみても、褒められるレベルの作者の短編を読んだ事がない。
未だに、火村シリーズを書かれた当初に読んだ時「学生アリスシリーズだけ書けば良いのに!」と思った気持ちを引きずっている。

No.2 4点 こう
(2009/01/03 22:53登録)
 「ジュリエットの悲鳴 」以来のノンシリーズものですがまともなミステリは2~3作のみです。
 有栖川有栖ファンなら楽しめるかもしれませんがミステリを期待すると正直いまいちです。 

No.1 6点 vivi
(2008/05/27 02:27登録)
全編が質のよいミステリというわけでもないので減点。
ただ、犯人当てはロジカルで面白く読みました。

先達へのオマージュ作品などは、
文体も含めて、作者の新しい面を堪能。
遊び心満載の作品群でした♪

トリック云々は別にして、一番読めて嬉しかったのは、
「猛虎館の惨劇」でしたけど(笑)

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