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ミステリの祭典

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ハウスメイド

作家 フリーダ・マクファデン
出版日2025年08月
平均点7.67点
書評数3人

No.3 7点 バックブリーカー
(2026/01/02 17:44登録)
翻訳ミステリーの中では異例の読みやすさでした。登場人物の少なさと適度にサスペンスフルなお話も相まって、正月の暇を潰すのにピッタリの作品です。伏線が少なすぎるという弱点を差し引いても、終盤に畳み掛けるようなどんでん返しもあり、さすがベストセラーは伊達ではありません。

No.2 7点 makomako
(2026/01/02 15:48登録)
 私のように名前を覚えるのが苦手なものにとって、登場人物が少なく実にすらすらと読めました。外国の名前が苦手でもこれなら大丈夫。
 お話はなかなか凝っています。第1部では前科持ちのミリーがけなげにハウスメイドをやっていこうとするが、めちゃくちゃなご主人から理不尽な責めを負わされる。子供も全然かわいくない。唯一救いはご主人のみ。
これがまたハンサム、金持ち、優しいと日のお打ちどころがない好人物。
 気が強そうな主人公はお金がないのでどんな理不尽にも耐えていくが、ご主人が好きになってしまう。ついに二人は結ばれる。これで第1部は終了。でもまだ半分ぐらいしかお話がすすんでいない。
 こうなるとミステリー好きな読者(私のような)はすぐ、このあと登場人物に違った面が披露されて、とんでもない展開を予測します。
 期待通りとんでもない展開となします。思ったようでもありながら、そうでないところもいっぱい。なかなか面白い。
 ちょっと無理がある解決ではあるが、まあきちんとお話が終了。
 これでは次の作品はできそうもないと思っていたら、ちゃんと次作ができるようにまとめられている。次も読んでみよう。

No.1 9点 HORNET
(2025/11/30 16:19登録)
 前科持ちのミリーは、その素性を隠して裕福な家庭のハウスメイドの仕事を得ることができた。狭いながらも部屋も与えられ、申し分のない条件だったが、家主の妻ニーナはかなり人格に難があり、虚言や理不尽な叱責を受けることもしばしば。一方、夫のアンディは絵に描いたような成功者でハンサム、しかもミリーにも優しい。女性なんてよりどりみどりであろうアンディなのに、なぜニーナのような女性と結婚生活を続けるのか…?何かがおかしい一家には隠された真相が…!



<ネタバレ>
 ミリーの視点から描かれる第1部から、ニーナの視点へと変わる第2部で、見え方がひっくり返る。ただ、この作品の「反転」はそれだけにとどまらない。ミリーが前科者である、という設定があるから、まぁ予測できた行き先ではあったけれども、それでも痛快。物語の展開は「その女、アレックス」のもう一段重ね、雰囲気はレンデルのサスペンス的といったところ。
 主要な登場人物が5名という少なさも、海外物は登場人物が覚えづらいという読み手にとってはありがたいだろう。
 すべてが終わったように見えた後にも、さらに細かな伏線の回収や展開が盛り込まれていて、最後まで飽きさせない。
 面白かった!!
 これはよかった!

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