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ミステリの祭典

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ドグラ・マグラ

作家 夢野久作
出版日1956年01月
平均点6.57点
書評数28人

No.8 4点 江守森江
(2010/06/14 04:22登録)
私的には、読んで別世界にトリップしクラクラしたままダメージを引き摺る作品を奇書と呼びたい。
世間では三大奇書の一冊と評されるが、私的には沼正三「家畜人ヤプー」と「この作品」で二大奇書ではないか!と思っている。
「黒死館〜」は読みづらさは半端なく投げ出したくなるだけだし「虚無〜」に至っては、元祖アンチ・ミステリなだけで今では奇書に含まれないレベルで別世界を覗けない。
その点で、この作品は読みづらい云々より精神的にクラクラして別世界にトリップする「本型ドラッグ」とでも評すればよく正真正銘の“奇書”だろう。
自分を一般的常識人の範疇から逸脱したくない方は読まずにスルーした方が無難かもしれない。
しかし、ドラッグと違い中毒による禁断症状はないので安全ではある。

No.7 10点 dei
(2010/04/30 00:14登録)
何故こんなに平均点が低いのか理解できない。

日本三大奇書のひとつにして、著者が10年もの歳月をかけて
書き上げた本作は、まさしく迷宮。
つかみどころのない渦にまきこまれているような感覚が味わえます。

No.6 4点 CRYSTAL
(2009/12/03 03:55登録)
噂に名高い作品だから気合入れて読み始めたが、やはり私の脳みそでは理解できませんでした。

再読はしない方だが、これだけは手元に残しといた。
ただし、カバーは捨てました。かみさんに見られたくなかったから。恥ずかしいし。

No.5 6点 touko
(2009/01/29 23:45登録)
なつかしいです。私の世代でもはやったんですよね、これ……特にナゴムギャルとかに……今なら不思議ちゃんと呼ばれるようなタイプの少女たちに絶大な人気がありました。少女漫画のネタにすらされていた(笑)。
その気のない人にはつまらないと思いますが、楽しい人には麻薬のようにはまる世界観や小道具やキャラ。
ともあれ、定番名作ですし、乙一とかが好きな若い人も(漫画の絶望先生の愛読者とかにもお勧め)読んでみると楽しめるかも?

No.4 3点 nukkam
(2009/01/14 14:19登録)
(ネタバレなしです) 1935年発表の本書は日本ミステリー3大奇書の1つと評価されているだけあって尋常の作品ではありません。犯罪は既に行われて(いたらしく)、犯人(らしき者)も既に判明し、果たして何が起こったのかを調べていく謎解きプロットは法廷ミステリーに通じるところがあります。しかし精神異常者が精神異常者の精神鑑定を行っているような展開が延々と続き、何が客観的事実なのか見定めようがなく、あまりの難解さに途中で放り出したくなります。構想10年以上、夢野久作(1889-1936)が作家人生のほとんどをかけただけあって壮大かつ緻密な妄想の世界が広がります。角川文庫版の巻末解説にある通り、わかったような気になるのがせいぜいではないでしょうか(私は理解しきれませんでした)。凄い作品なのは確かですが、凄すぎて一般の読者には薦められません。

No.3 4点 VOLKS
(2008/11/16 17:28登録)
ちょっと理解不能。
そんな自分の脳みそが残念・・・チャカポコチャカポコ・・・

No.2 4点 rintaro
(2008/08/05 21:36登録)
よく分からなかったです、僕には。何回か読まないと分からない作品なのかも(何回読んでも分からないのかもしれませんけど)ただチャカポコ節はすごくリズムが良くて読んでて楽しかったです。ちなみに僕はこれ読んでもとくに精神に異常はきたしませんでした。

No.1 9点 ぷねうま
(2008/04/25 06:41登録)
最強の破壊力。

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