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ミステリの祭典

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一寸法師
明智小五郎シリーズ

作家 江戸川乱歩
出版日1982年11月
平均点4.25点
書評数4人

No.4 4点 虫暮部
(2022/05/09 11:47登録)
 確かに江戸川乱歩の世界、ではあるが、それ以上の突出したものは感じられない。何より肝心の一寸法師と事件との関わり方が “アレッ、そんなもん?” て感じでがっかり。

No.3 5点 斎藤警部
(2021/03/16 20:38登録)
退屈だ。 コケオドシ、ヤスい文章、読みづらし。。 途上で視点が意外と錯綜する趣向は面白く、そのへんからボチボチ火が点き始め、最後の皆さん呼び出し真相披瀝の場面で漸くハラハラドキドキできた。。。。真犯人。。。。。。の意外性と奥深いその落とし穴には参った!! しかしそれと結んでの唐突なバカ大団円と、不躾(!)な締めのツイスト。ちょっと困惑します。。こんだけ人権蹂躙しといてこんだけの話かイと思います。いくら当時とは言えPCコスパが低過ぎる。高けりゃいいってモンでもなかろうが、それこそ「踊る一寸法師」なんかはあそこまで酷いこと書いただけの物語力が補償していると思います。が、本作はちょっと。。(時代の空気でしょうが、障ガイ者のみならず商バイ人への偏見も怖るべし。) 作者本人が嫌悪のあまりどっか飛んじゃったのも人間の良心が成した業かと感ず。とは言え乱歩さん自身「通俗のクズ」と唾棄した割に、本格ミステリ度は高いですよね。指紋抹消の件なんか、うっかりしてるとやられます。

No.2 5点 ボナンザ
(2021/02/06 22:11登録)
春陽堂はこれと地獄の道化師をカップリングしてるのがひどい。
話はともかく、明智が出てくる長・中編としては何者に次いでミステリ度合いが高いと思う。

No.1 3点 レッドキング
(2020/03/15 23:36登録)
現代のシビアな眼で、一つの完成されたミステリ作品として評価すれば・・ん点てとこになってしまうだろうが、それでも、なお、未練がましく、「ルブランのルパン物だってこれに一本、毛が生えた様なものだろ? ジェフリー・ディーヴァーだって二三本、毛が生えた様なもんだろう?」と居直りたくなり・・「踊る一寸法師」の方が遥かに素晴らしいてのは重々承知の上で・・おまけ付き点数。

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