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ミステリの祭典

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消失!

作家 中西智明
出版日1990年10月
平均点6.50点
書評数30人

No.10 8点 こう
(2008/09/14 23:27登録)
この作品が15年以上前に書かれたのは驚きです。今読んでも古くなくとても面白かったです。真相を当てるのは難しいと思いますが。

No.9 8点 いけお
(2008/08/28 11:16登録)
読中、作者のこの作品への意気込みが伝わってきて好感。
細かいあらを補って余りある満足感を得られた。

No.8 5点 ElderMizuho
(2008/08/20 18:35登録)
事件のごくごく基本的、それも第一歩の確認を怠る登場人物って・・・。この点が引っかかりすぎて素直に驚けなかった。
第二のどんでん返しを成立させるためには当然必要になるのだけど。あまりに作為的過ぎて試みは評価しますが、残念ながら無謀な作品だったのでは

No.7 8点 あさがお
(2008/06/08 05:53登録)
だまされました。とても読みやすく何重にもしかけられたトリックには脱帽です。読み終えた後の後味の分、点数をひかせてもらいました。
ただ、話の中にでてくるマンションの消失の事件などは、現在の警察の科学捜査を考えると、血液反応などで、すぐにばれると思われますが、、そうした細かい点を気にしなければ、とても楽しめる作品だと思います。

No.6 6点 VOLKS
(2008/04/18 17:20登録)
かなり前の作品とのことだが古さは全くなく、むしろ最近の作品化と思うような新鮮味すら感じた。
終盤から最後の最後まで、次から次へと読者を驚かせるべくたたみかける作者の手札(意図)は見事。だが、個人的にはあまり驚く事が出来ず、また好みの問題もあって、この点数。

No.5 9点 とろろ
(2008/04/11 00:07登録)
空前絶後のワン・トリック

No.4 8点 深夜
(2008/04/06 23:48登録)
二重三重に仕掛けられたトリックに、終盤混乱したが、ラストで見事に収まった。かなり濃密なトリックです。これがデビュー作なんてすごい!
難を言えば、ミスリードさせる文章がちょっとやり過ぎな気が。「葉桜~」の違和感と似てる。

No.3 8点 マニア
(2008/02/18 00:58登録)
大仕掛けにして奇抜なトリック中心の為、賛否両論ある作品。自分は見事に騙されたので『賛』かな。

前半~後半の奇妙な雰囲気、後半以降の息もつかせぬどんでん返しの連続に「何が何やら分からない・・・??」と思って読み進めると、最後の最後にさらなるどんでん返しで奇麗に着地!お見事と言うしかない!作者のこの作品に賭けた意気込みと費やした苦心に賛辞を送りたい。あっぱれ!

ただ、一つだけどうにも納得できない点がある。自分の読みが浅いだけかもしれないが・・・確かこれに関する説明は無かったはず。犯人限定に関係ないしネタバレになるから書かないけど。

No.2 10点 dei
(2008/02/11 21:16登録)
あとがきで「読者に対してだけの叙述は闇討ちのようなもの」
と切り捨てる作者の自信作。先にあとがき、自作解説から読むと
なんだこの自意識過剰な作者は…とあきれ気味に読み始めたものの
読了してみると作者に敬意を表したくなる一作。

No.1 10点 ウィン
(2008/01/06 21:57登録)
一度だまされたと思ったら、更にまただまされる。
どんでん返しの繰り返し。
読み始めた時は、普通のミステリ、いやそれどころか中の下だな、と思ったのだが、読み進むにつれて次第にこの文章に無理のある感じも納得できて、「やられた!」と思うのである。
「『葉桜~』の結末には驚いたなあ。」
と言ってるようじゃ甘いと思う。
とにかくこれはすごいです。

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