皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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8428. | RE:バカンとヒッチ mini 2012/02/06 09:54 [雑談/足跡] |
詳しい資料の御教授、有難うございます いつもながら、おっさんさんの博識ぶりには感嘆いたします 節分という事で最初は”鬼”が題名に付くものを考えたんですよ でも国産ものには多々有りそうだけど、 海外作品では思い付かなかったので断念(苦笑) ふと恵方が北北西なのに気付いてバカンを思い付きました 「三十九夜」は観た観ない以前に存在すら知りませんでした なるほど初期には直接に映画化してたんですねえ これはもう影響受けてるの間違いないですよね 「北北西」はかなり昔に映画好きな友人から、懐かしの映画特集が上映中だからと誘われて映画館で観たんですよ でも「三十九階段」を読んだのは数年前、比較的最近の事です 中盤で敵が飛行機で探索する場面まで読んで、 「北北西」の元ネタは絶対これだろ!と思いましたね ヒッチコックマガジンの座談会のメンバーは凄いですね 双葉十三郎に小林信彦、映画とミステリー両刀使いの達人を揃え 映画界代表から故淀川長治、淀川氏もこのミスとかじゃなくて オールタイムベストみたいなアンケート投票だったら 投票できるくらいは読んでたんじゃないでしょうか ウールリッチとか好きそうな人でしたし |
8422. | mini さんへ――バカンとヒッチ おっさん 2012/02/03 11:24 [雑談/足跡] |
おお、恵方巻をマクラに『三十九階段』! いつもながら、mini さんのご書評は、私の琴線に触れます。 なので、余計なお世話という非難は覚悟のうえ、少々コメントさせていただく次第です。 ジョン・バカンは、ヒッチコック監督が最も敬愛する作家で、初期に『三十九階段』を映画化しています(邦訳タイトル『三十九夜』w)。 そのへんの経緯は、フランソワ・トリュフォーによるロング・インタビューをまとめた、『映画術』(晶文社)にくわしいので、ご興味があれば、是非ご一読を。 この本は、じつにサスペンス技法の教科書でもあります。 以下はオマケ。 出席メンバーがヒッチコック、アルマ夫人、江戸川乱歩、双葉十三郎、淀川長治、品田雄吉、中原弓彦(小林信彦)という豪華メンバーによる座談会「ヒッチコック大いに語る」(AHMM1960年7月号/晶文社『東京のドン・キホーテ』所収)からの引用です。 双葉 ところで、私が先日、「北北西に進路を取」ったところが、そのはるか彼方に「三十九階段」を発見したのですけれども、この発見は正しいでしょうか?(笑) ヒッチコック あなたが「サイコ」でなければいいがね。(爆笑) それでは、ますますのご健筆を祈念しております。 |