皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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spam-musubiさん |
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平均点: 5.70点 | 書評数: 192件 |
No.29 | 6点 | リドル・ロマンス 迷宮浪漫- 西澤保彦 | 2011/11/29 19:58 |
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長身痩躯で超美形の心理探偵ハーレクインと、依頼者たちの短編集。
現実の存在なのかSF的存在なのかわからないハーレクイんの人物像が この作者らしい。一話一話も皮肉が聞いていて面白く、続編があっても いいのではないかと思うくらい。 |
No.28 | 6点 | リドル・ロマンス 浪漫迷宮- 西澤保彦 | 2011/11/12 22:46 |
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長身痩躯で超美形の心理探偵ハーレクインと、依頼者たちの短編集。
現実の存在なのかSF的存在なのかわからないハーレクイんの人物像が この作者らしい。一話一話も皮肉が聞いていて面白く、続編があっても いいのではないかと思うくらい。 |
No.27 | 5点 | 夏の夜会- 西澤保彦 | 2011/06/24 20:17 |
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記憶の曖昧さ(恣意性)をテーマにした珍しいミステリ。
古い(抑圧していた)記憶が甦ってくることが、そのまま謎解きに つながっていくという趣向は面白かった。 |
No.26 | 6点 | 謎亭論処- 西澤保彦 | 2011/06/17 09:43 |
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とにかくこのシリーズのファンなので、どんな内容でも楽しめるんですが(笑)、
視点も時系列もバラバラで(わざとなのだろうが)、やや統一感に欠けるきらいも。 ストーリー的に大きな動きはない(例えばタックとタカチの関係が動くとか)ので、 まぁ軽い気持ちでタック探偵のなぞ解きを楽しめばよいのではないでしょうか。 |
No.25 | 8点 | スコッチ・ゲーム- 西澤保彦 | 2011/04/02 01:33 |
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よくも悪くもこの作者らしい。
この作品のキモはタカチのあの台詞。タカチの性格からして、 これ以上ない愛情表現だよね。このシリーズの結末がどうなるのかは わからないけど、仮にそれぞれの幸せを掴むのだとしても、心の どこかでこの2人が永遠に通じ合っていくのだと思うとうれしくなる。 |
No.24 | 6点 | 転・送・密・室- 西澤保彦 | 2010/08/02 19:42 |
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短編なので仕方ないが、保坂さんが鬼のように
きれっきれ。推理というほど推理をする場面もなく 唐突にスパーーーーーーーンと真相を口にする。 SFミステリとしては、まずまずといった感じ。 シリーズ物として捉えると、本篇の意味というのは 響子ちゃんと謎の女性編集者(リキ)が登場したこと。 女性編集者は、謎を残したままなので先行きが大いに 気にかかる。 ま、このシリーズは神麻さん萌えに徹している私なので、 単純に楽しめました^^ |
No.23 | 4点 | フェティッシュ- 西澤保彦 | 2010/02/16 10:18 |
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登場人物が変態ばっかり(この作者の場合珍しくはないが)。
それはいいとして、主人公クルミの非現実的な特異体質に 関する説明もなく、犯人グループの動機もよくわからない。 結末の後、主人公がどうなってしまうのかも暗示すらされて いないし、とにかくもう全てとっ散らかして終わった印象。 わざとそうしたのかな…。 こんな奇妙な読後感(悪い意味で)も珍しいです。 |
No.22 | 7点 | 黒の貴婦人- 西澤保彦 | 2009/11/10 16:52 |
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タック(の推理)のキレキレっぷりが
短編らしくて爽快。かなり楽しめた。 ただ、短編だといちいち4人の関係を細かく説明しないので シリーズものとして読んでいない人にはきつい。 |
No.21 | 7点 | 仔羊たちの聖夜- 西澤保彦 | 2009/09/06 10:18 |
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タカチ過去清算編。ボアン先輩たちとの出会いエピソードもあり、
シリーズものとして非常に興味深かった。タックとの心理的繋がりも 本編から一気にすすむ。 ミステリとしての印象はそれほどでもないというのが正直なところ。 青春若者葛藤群像(?)という印象が強い。 |
No.20 | 3点 | 笑う怪獣 ミステリ劇場- 西澤保彦 | 2009/07/06 17:06 |
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おちゃらけはおちゃらけでいいとしても、ただのおちゃらけではなくて
「おちゃらけのように見せかけて本格」みたいな部分もあって欲しかった。 まぁたまにこういうのが入ってくるのは覚悟の上w |
No.19 | 3点 | なつこ、孤島に囚われ。- 西澤保彦 | 2008/10/30 14:02 |
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表紙・字の大きさ・薄さなどから、ジュヴナイルなのかと勘違いw。
寡聞にして、森奈津子という作家を知らなかったので 何が面白いのかさっぱりわからないまま終わってしまった… |
No.18 | 5点 | ストレート・チェイサー- 西澤保彦 | 2008/10/28 15:33 |
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これ、ずるいですね。
例えば普通の推理小説作家の本だったら、魔法のメガネ、なんてありえない、 という前提で推理するし(そう明示していなくても)、 この作者の本でも明らかにSF設定なら「本物かも」と思うんですけど、 途中までは「西澤なのに非SF」と思わせておきながら、最後の最後で やっぱSFだったとは…orz もう一つ思ったこと。 「こいつ、絶対覗きしてるだろ~」 |
No.17 | 8点 | 依存- 西澤保彦 | 2008/08/22 10:25 |
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ルルちゃんのストーカー事件も、お婆さんの幽霊も、ケイコちゃん連続誘拐事件も、
全ては最後の対決場面への前振りだったんですね。 タックの過去清算編として非常に面白いですが、シリーズものの常として、 これ以前のシリーズ本を読んでいないと辛いと思います。 自己防衛のための記憶の改竄って、現実にも当たり前のようにあるんですよね。 |
No.16 | 7点 | 異邦人- 西澤保彦 | 2008/08/18 10:01 |
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例によってのSFトリックだが、推理がメインというより、
家族の葛藤とぶつかり合い、そして数十年後(主観的に)の タイムトラベルを通しての相互理解が主題といった趣き。 ともすれば複雑怪奇になりがちなタイムパラドックスの 関係性もすっきりと仕上がっており、非常に読みやすく 面白かった。 |
No.15 | 8点 | 黄金色の祈り- 西澤保彦 | 2008/08/11 13:50 |
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恥ずかしいほどの自意識過剰→勘違い→自己嫌悪の無間地獄。
あまりの痛々しさに、「何これ?オレの自伝?」と思ってしまった。 男子中高生なんて、バカで単純で、自意識過剰で、自己評価は高くて、 どうしようもない生き物である、ということを久しぶりに思い出した。 この主人公、大好きだ。 女性はこの主人公には感情移入できないのではないかなぁ… ※2011/4/24再読 この主人公は、エンディングの段階でも何も進歩していないと思う。そーいうヤツだ。 教子さんのラストのセリフに対しても、「ラッキー。やっぱりオレっていけてるのか」 くらい思ってそう。教子さん、甘やかさないほうがいいよ、ホントに。 |
No.14 | 7点 | 方舟は冬の国へ- 西澤保彦 | 2008/07/28 11:26 |
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一直線に話しが進むのでわかりやすい。
本格では全然なく、むしろ切ない恋物語?? 思ったより感情移入できて楽しめました。 たまにはこういうのもいいかな。 |
No.13 | 7点 | 彼女が死んだ夜- 西澤保彦 | 2008/07/17 19:56 |
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麦酒の家の原型?とも思える、数少ない情報から仮説を
出しては消しての繰り返しは小気味よく、エピローグの 手前までは非常にすっきりした気分でした。 個人的にはエピローグは不要だったように思う。 |
No.12 | 2点 | ファンタズム- 西澤保彦 | 2008/06/26 08:41 |
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途中の展開は決してつまらなくないけど、この結末は一体…
推理小説でもなければSFでもないし、何のカタルシスも無い。 こんなに時間を無駄にしたのは久しぶり。 |
No.11 | 7点 | 夢幻巡礼- 西澤保彦 | 2008/06/19 10:52 |
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この本自体は非常に面白かった。
が、一体作者はこのシリーズをどうしたいのかが わからないのですっきりしない。 最終話への伏線とのことだが、最後がハッピーエンドに なるとは言うものの、そこへ至るストーリーがサイコパスとの 戦いなのだとしたら、嗣子萌えしてる自分としては なんだかなぁ~という感じですが。 |
No.10 | 6点 | 念力密室!- 西澤保彦 | 2008/06/19 10:45 |
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確かに短編が合っている感はありますね。
最後の短編は突然ダークになってます。これは一体… |