皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
spam-musubiさん |
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平均点: 5.70点 | 書評数: 192件 |
No.8 | 6点 | 白い家の殺人- 歌野晶午 | 2011/11/29 19:54 |
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1作目よりまとまりがよくなった印象。犯人像、動機等も納得がいった。
ただ、3人目の殺人のトリックは、自分の脳ミソではよくわからなかった>< 本陣殺人事件を読んだ時と同じ感想だが、映像向きのトリックという感じ。 |
No.7 | 5点 | 長い家の殺人- 歌野晶午 | 2011/11/15 18:38 |
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うーん、途中までの謎が謎を呼ぶような展開はよかったが、最後で肩透かし。
突然でてきた人物があっけなく謎を解いてしまい、その犯人も想定内。 犯人との対決の場面も、まだ残りページが結構あったため、「どんでん返しが あるのかな?」と疑ってしまったくらいあっけなかった。 犯行方法については、デビュー作らしい無駄に凝ったもので、これはこれで 印象に残った。1点プラス。 |
No.6 | 3点 | ジェシカが駆け抜けた七年間について- 歌野晶午 | 2010/05/19 17:25 |
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時刻の数え方が違ったところで、暦も疑わなければ
ならなかったか……って、わかるわけないだろ。 叙述トリックもさることながら、ストーリー構成にも 疑問が残る。日本人男性2人が出てきた章は 完全に読者を惑わせるためだけのものなのだろうか。 だとしたらあまりにあざとすぎる。 |
No.5 | 7点 | 世界の終わり、あるいは始まり- 歌野晶午 | 2010/05/13 12:43 |
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てっきりミステリだと思って読み進めたので
ものすごい裏切られ感。 読み進むうちに、「一体これはどんなラストを 用意しているんだろう」ということに非常に 興味が出始め、読みやすい文章もあってどんどんと ページが進んだ。 こんなにオチが楽しみだったのは久しぶり。 オチもある意味でびっくり。こんなんでいいの??? という気もするが、ま、徹頭徹尾裏切られ続けるのも たまにはいいかも。 結局雄介くんは犯人なのか否か。 読者の想像にお任せします、というのはある意味、 東野圭吾の「彼女を殺した」シリーズに通ずる ものがあるのかな。 |
No.4 | 7点 | さらわれたい女- 歌野晶午 | 2010/04/22 18:26 |
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自らが誘拐されることを依頼するという
あまり聞いたことのない始まり、 意表をつく真相、 そして勧善懲悪的なラスト。 大がかりなストーリーではないが サクサク進む話は読みやすく、 後味も良い、佳作ミステリといった印象。 |
No.3 | 5点 | 死体を買う男- 歌野晶午 | 2010/04/13 10:37 |
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みなさん仰るように、ミステリとしてはごく平凡。
乱歩や朔太郎の名前と雰囲気を楽しめるかどうかでしょう。 わたしは今ひとつでした。 |
No.2 | 4点 | ガラス張りの誘拐- 歌野晶午 | 2010/03/14 19:09 |
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びっくり、というより、ふーん・・・という感じしか
残らなかった。 |
No.1 | 4点 | 葉桜の季節に君を想うということ- 歌野晶午 | 2009/12/06 15:41 |
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まぁキレイにやられました。思わず「えーー!!」っと声を出しそうに
なった(笑)。叙述トリックは嫌いではないです。 が、それでも結局この作品はどうも好きにはなりきれません。 最大の理由は「読後感が『キモイ』である」ことですね^^; まぁそれはともかくとしても、叙述トリック自体、ストーリーの進行や 謎解きと一切、全く、なんの関係もないというのはどういうことでしょう。 ただひたすら読者をひっかけるためだけのトリック。しかもイメージすると ムリがあるだろ、という場面もチラホラ。 十角館や殺戮に至る病と比較し、驚きの大きさは同じようなものだと思いますが、 驚きのあとにきたのが、この2作品では「呆然」だったのが、 本作品では「失笑」でした。 読後感として、過去「もやもやした」「ぐろい」などはあったものの 「きもい」「汚らしい」というのは初めてだなぁ・・・ |