皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
VOLKSさん |
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平均点: 6.75点 | 書評数: 351件 |
No.191 | 8点 | 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 | 2008/07/30 21:45 |
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ラストのひっくり返し方、さすが作者。
見事だと感じた。 読み終えてそのタイトルの意味に気付かせるあたりも巧い。 |
No.190 | 7点 | 浪花少年探偵団- 東野圭吾 | 2008/07/30 21:41 |
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はじめは気になった関西弁や強烈な登場人物達も、2話・3話と読み進むうちに気にならなくなり、最後にはニヤニヤ笑いながら読んでいる自分に驚いた。
読みやすい連作短編だが読みやすいだけではなく、コメディタッチの中にもきちんとした事件・ミステリィに仕上がっていると感じた。 新藤ガンバレ。 |
No.189 | 5点 | 深泥丘奇談- 綾辻行人 | 2008/07/30 21:28 |
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ホラー小説(連作短編)なので、ミステリィ書評ではなく読み物としての感想を述べるとすれば、とにかく不思議な世界観。
なんとも気持ちの悪い感じ。 好みの問題なのだろうけれど・・・。 |
No.188 | 6点 | 黒の貴婦人- 西澤保彦 | 2008/07/30 21:23 |
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タックシリーズもここまでか・・・と、感じるまとまりかたが残念。逆に、このシリーズをはじめて読む人には読みやすい連作短編かもしれない。 |
No.187 | 5点 | 密室キングダム- 柄刀一 | 2008/07/30 21:17 |
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920余頁は無駄に長く、疲れた。
確かに密室オンパレードではあったが、蓋を開けてみれば明らかに「それは密室とは言えないだろうっ!」と叫びたくなる「からくり」もあり、また最後に証される犯人には、違う意味で声も出ない驚きが・・・(汗) その中で「第二の密室」は、変化球ではあったものの個人的に哀愁を誘うその「からくり」には心が動かされた。 ラストの件、更なるダメ押しに項垂れた(泣) |
No.186 | 7点 | ナイチンゲールの沈黙- 海堂尊 | 2008/07/22 12:00 |
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田口&白鳥が前作に引き続きオイシイ。今回は更に白鳥の天敵キャラを据えた事もいい。
ただ、キャラが際立っているわりに、内容は前作を超えられなかった気がする。推理の鍵は、医学的に有り得ない事象ではないようではあるが、一般的に広く知れ渡っていないせいか文章力のせいか、「不思議感」が強く残り、読み手に与える印象が薄いと感じた。 |
No.185 | 7点 | 名もなき毒- 宮部みゆき | 2008/07/22 11:32 |
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久しぶりに宮部作品を読んだが、身近な問題や近年の社会事象、そして事件・・・いくつもの事柄を上手く絡め合わせて仕上げてあり、さすがだと痛感した。また、その割りに読みやすい文体で作られているということも、宮部作品の特筆すべき事だと感じる。
ただ、あまりにも悲しい事件の背景が辛い。 |
No.184 | 7点 | ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 | 2008/07/22 11:19 |
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描写的にちょっとズルイ箇所が気になったが、それにも増して思わぬ展開のラストだったので全て払拭された感有り。
面白かった。 |
No.183 | 8点 | the TEAM- 井上夢人 | 2008/07/22 11:15 |
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小気味よいリズムでサクサク進む連作短編。
個性ある最強の4人組、テレビドラマに仕立てたら面白そう。 |
No.182 | 7点 | 重力ピエロ- 伊坂幸太郎 | 2008/07/22 11:12 |
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難しい題材に取り組んだ作品。どういった過程で、どういった文体で、どういったエンディングを迎えるのか、最後まで興味深く読むことが出来た。評価、好みはそれぞれに分かれるだろう。
他の作品の登場人物が、ゲスト的に作中に現れたのが嬉しかった。 |
No.181 | 8点 | むかし僕が死んだ家- 東野圭吾 | 2008/07/12 16:29 |
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たった2人の登場人物で、2時間弱で読める長さにまとめてあるにも関わらず、非常に面白い1冊。(タイトルに関しては疑問が残ったが)改めて、作者の手腕に驚かされる作品だった。 |
No.180 | 7点 | アヒルと鴨のコインロッカー- 伊坂幸太郎 | 2008/07/12 16:22 |
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作者特有の軽いノリで仕上げてあるも、内容はかなり悲しい作品。ラストに証される謎の数々には素直に「おぉ」と感嘆出来た。
この内容の小説にこのタイトルをもってくる経緯とセンスには、脱帽。 |
No.179 | 7点 | 鏡の中は日曜日- 殊能将之 | 2008/07/11 10:06 |
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正直、残念な種明かしではあった。氏の作品は好きなのだが今回に限って言えば「ヤラレタ感」は薄かった。
石動のキャラが定着してきて安心する。今後はまたアントニオがもっと活躍してくれることを望む。 |
No.178 | 6点 | 樒/榁- 殊能将之 | 2008/07/11 10:02 |
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「鏡の中は日曜日」の単行本に同時収録されていた
「鏡の中・・・」を読み終えてすぐだったせいか個人的には「あぁ・・・」と思える箇所有り、「くす・・・」と笑える箇所有り、結構面白かった。ただ、これだけで1冊にするとなると、首を傾げたくなる感もある。逆に「鏡の中・・・」の『おまけ』的な存在であればあるほど、その『おまけ』に存在価値が生まれる気がする。 |
No.177 | 6点 | 子どもの王様- 殊能将之 | 2008/07/11 09:57 |
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悲しい話ではあるが、主人公の男の子が逞しく、またその母親との関係が微笑ましかったので救われた。 |
No.176 | 7点 | パワー・オフ- 井上夢人 | 2008/07/11 09:54 |
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さすが井上氏、一気に読ませる。
PCの世界、ネットの世界を初心者でも解るようにストーリーの中に組み込む技は見事。あまりミステリィ度は無かったが、不思議な世界ではあった。 |
No.175 | 8点 | 熊の場所- 舞城王太郎 | 2008/06/26 21:54 |
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あー、もうなんだろう。ミステリィという徹底感はないし、文学作品という徹底感もないし、ただただ舞城作品にずぶずぶとはまった感じ。 |
No.174 | 9点 | 陽気なギャングの日常と襲撃- 伊坂幸太郎 | 2008/06/26 21:25 |
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伊坂氏の作品、特に前作のギャング4人組が好きなのでこの点数。更に、雑誌に掲載されていた内容とはかなり差し替えてあるので2度楽しめる。
相変わらずの4人組、プラス祥子さんタダシくんも健在で、登場人物達の会話遊びも面白い。今回は「銀行強盗」に加えて「人助け」騒動。伊坂氏得意のパズルが最後にはぴたっとはまって、気持ちいい1作。 |
No.173 | 7点 | ラットマン- 道尾秀介 | 2008/06/26 21:13 |
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若干先読み出来る感もあったが、後半になって二転三転する展開はなかなか面白かった。
「ラットマンの絵」の件が興味深かった。 |
No.172 | 8点 | フィッシュストーリー- 伊坂幸太郎 | 2008/05/31 17:51 |
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収録作品
「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」 ミステリィ度はいつもの如く低いが(笑)どの作品もちょっとしたエッセンスが効いていて小気味よい感じ。特に氏の作品「ラッシュライフ」で活躍をした「黒沢」が登場する「サクリファイス」「ポテチ」では、再びあの男に会えたことが嬉しく感じる。 短編なのでどれも手軽に読める作品だったが、そこに颯爽と現れた個性豊かな登場人物達は、どれも短編で終わるには惜しい人物達。またいつか、どこか別の作品で再会出来るのが楽しみ。 |