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ギザじゅうさん
平均点: 6.99点 書評数: 238件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.8 7点 タイトルマッチ- 岡嶋二人 2005/01/03 23:09
まず、本格としてはやや物足りない印象を受けた。誘拐物として「なぜKOで倒せ」という脅迫をしたのかが謎の焦点となるが、その脅迫で本当に犯人の狙い通りになったのかは微妙なところ。また、一方では犯人は口封じの為に殺人も行っている点にも、犯人の印象にちぐはぐな感じを受ける。
しかし、それを補って余りあるサスペンスフルな展開、目まぐるしく動く事件の局面、軽妙な登場人物、そしてラストの試合の迫力!どこをとっても岡嶋二人。これだけでも十分楽しめることは間違いない。

No.7 6点 ちょっと探偵してみませんか- 岡嶋二人 2004/09/12 16:08
ショートショートというだけあって、めちゃめちゃ面白いという話もなかったが、よく出来ていて、安心して楽しめる。
(ミステリではないものの、ショートショートでメチャメチャ面白い作品を描いた星新一は本当に凄いと思う)

No.6 6点 七年目の脅迫状- 岡嶋二人 2004/07/18 11:32
事件の発端はまずまずだったのだが、展開の仕方がいまいちだった。最後のラストも大体予想通りの所に落ち着いてしまった感もある。
氏の競馬ミステリとしては、あした〜や焦茶色〜に比べ物足りなかった。

No.5 7点 あした天気にしておくれ- 岡嶋二人 2003/11/09 23:29
 (江戸川乱歩賞最終候補作!)
馬の誘拐を犯人側から描く倒叙形式なのだが、途中から謎の脅迫者も加わって次はどうなるのか、次はどうなるのかと気になって一気に読んでしまう。
乱歩賞受賞作の『焦茶色のパステル』よりも、こちらの方が楽しめた。

No.4 10点 クラインの壷- 岡嶋二人 2003/03/15 20:55
現実と虚構の交錯。
「コントロールできるうちに、逃げろ。」
お、おそろしい・・・。
だいたい予想できそうな話だけど、ここまで見せるのはすごい!『クラインの壺』に捕まらずに読むのは無理やな。

No.3 9点 99%の誘拐- 岡嶋二人 2003/02/01 22:06
犯罪に使われるハイテク機器の数々が妙に緊張感をだして最後まで一気に読んでしまった。

No.2 9点 そして扉が閉ざされた- 岡嶋二人 2002/10/05 22:38
たった4人の登場人物、そして核シェルターという限定された空間で、徐々に真相に近づいていくのがおもしろい。

犯人はこの4人の中にいるという設定を上手く使っている。 傑作。

No.1 7点 焦茶色のパステル- 岡嶋二人 2002/08/30 02:00
競馬に関する知識がなくても楽しめる。
最後のどんでん返しはわかりやすい気がする。
そのため驚きが少なかったのは残念だった。

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ギザじゅうさん
ひとこと
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採点傾向
平均点: 6.99点   採点数: 238件
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