皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
みりんさん |
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平均点: 6.67点 | 書評数: 424件 |
No.4 | 6点 | 明智恭介の奔走- 今村昌弘 | 2024/10/17 19:11 |
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前回最下位の者として、今年の「みんな教えて」のこのミス予想企画をガチで当てに行くために(嘘)、注目度の高い新刊も読みます。
ネタバレになるからあまり言えませんが、これはシリーズのファンにとっては待望の一冊だったのではないかと思います。自分はあっちよりこっちの方が好きです。 大学が舞台の学園ミステリをあまり読んだことがないので、『最初でも最後でもない事件』と『宗教学試験問題漏洩事件』の2つは特に楽しかったです。前者は動機の推理、後者は事件の規模の割にかなり本格風トリックで嬉しくなります。 「とある日常の謎」については夫婦関係に焦点が当てられる日常の謎ミステリです。夫婦という題材にせよ、日常の謎にせよ、今まで本格の中の本格を書いてきた今村昌弘とは一風変わった作風といった印象で、読了後に心が温まるお話です。『でぃすぺる』も早く読まないとな。 |
No.3 | 7点 | 兇人邸の殺人- 今村昌弘 | 2023/02/20 23:22 |
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「屍人荘」「魔眼の匣」の二作品と比べてしまうとミステリーとしては物足りなさを感じますが、いつもの"人智を超える存在"のルーツについて「追憶」という章でしっかりと描かれており、そこが前2作より楽しめました。
ようやく最新作まで追いついたので初めて発売日に買えるであろう四作品目も楽しみにしておきます。重元は今後キーパーソンになるんだろうか |
No.2 | 8点 | 魔眼の匣の殺人- 今村昌弘 | 2023/02/03 23:02 |
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予言能力をテーマにした作品のオチとして素晴らしい落とし所だと思います。
ハードカバー(初版)では99ページの8行目でサキミ(偽)が「奉子さん」ではなく「泰子さん」と呼んでいて、人物入れ替わりの伏線だろうなあ…この作者のことだから後々に奇想天外なトリックを用意してるぞと思っていたら普通に誤植でした笑 文庫本では修正されているのか気になります。 |
No.1 | 8点 | 屍人荘の殺人- 今村昌弘 | 2022/12/25 01:29 |
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本格ミステリとして非常に骨格がしっかりしていて、ベテランが書いたような作品だった。 |