皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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邪魅さん |
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平均点: 7.05点 | 書評数: 57件 |
No.7 | 7点 | いまさら翼といわれても- 米澤穂信 | 2017/03/03 01:59 |
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自由を求める人間は多いですよね、そういう作品も多い
けれど、自由であることに息苦しさを感じる人間が居ることも事実なのでしょう いままでの特異な環境で育ってきたが故にでしょう 謎解きとして見ても、箱の中の欠落と長い休日は中々秀逸 長い休日は結末も相まって鮮烈な印象を残してくれました |
No.6 | 6点 | ふたりの距離の概算- 米澤穂信 | 2017/03/03 01:55 |
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最初に読んだときは、前作までとの差に驚きましたが、再読してみれば以外に考えられているなと反省
しかし、今までの長編とは違って論理的に解決出来ないだろうという点で見れば、本角度は少し落ちるかなといった感じでしょうか 次回の長編に期待ですね |
No.5 | 8点 | クドリャフカの順番- 米澤穂信 | 2017/02/18 02:11 |
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古典部シリーズだとこれが一番好きです
ロジックはいつも通り冴えわたっていますし、本格物としての出来なら氏の折れた竜骨ともひけは取らないレベルです それに加えて、四人にまつわる”期待”を巡る副題も興味深いです 特に印象的だったのはやはり、夕べには骸に それと、データベースを自任し、自ら進んでワトソン役を買って出ている福部さとしの期待 この二つは、読んでいて苦い気持ちもしましたが、しかしそれが好きでした |
No.4 | 10点 | 儚い羊たちの祝宴- 米澤穂信 | 2017/02/18 02:05 |
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氏の長編の最高傑作が追想五断章なら、短編集はこれだと自信をもってオススメ出来ます
特に玉野五十鈴の誉れは美しささえ感じる程でした |
No.3 | 9点 | 追想五断章- 米澤穂信 | 2017/02/18 02:01 |
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氏の長編だとこの作品が一番好きですね
5つのリドルストーリーに焦点を当てた本作、成程よくよく考えていけば確かにそういう風に捉えることも出来るのだというのを初めて知ったときは鳥肌ものの衝撃でした |
No.2 | 8点 | 愚者のエンドロール- 米澤穂信 | 2017/02/18 01:57 |
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古典部シリーズの中では二番目に好きです
これも古典部シリーズの例に漏れることなく全ての手がかりをフェアに提示し、論理的推理によって真相を解明出来るという点で本格推理小説としては中々に高い水準にあります それでいてミステリに隠された副題も見事です |
No.1 | 8点 | 氷菓- 米澤穂信 | 2017/02/18 01:52 |
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本格物としても、青春小説としても完成度は相当高いと思いますね
まあともあれ、氷菓という題名の意味が分かったときには中々はっとさせられるものがありました それだけで満足ですし、それにこの作品では手がかりを全て提示しているフェア精神も素晴らしいと思います 日常の謎、を扱った作品ですが、その謎解きのロジックは見事です 堂々たる本格ミステリだと個人的には思います |