海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

ボナンザさん
平均点: 5.32点 書評数: 1519件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.619 6点 崖の館- 佐々木丸美 2017/01/03 10:50
本格的な館ミステリーに作者の持ち味である少女漫画チックな一人称を見事に融合させた佳作。

No.618 5点 忙しい死体- ドナルド・E・ウェストレイク 2016/12/23 14:27
ウェストレイクらしいどたばたしたユーモラスな作品。
謎解きもまずまずの内容で、本格好きが読んでも退屈はしない。

No.617 6点 抹殺の意志- 草野唯雄 2016/12/17 12:28
読みやすさと二転三転する犯人像が魅力。
城戸さんがそこまで責められる立場かというと微妙ですが。

No.616 6点 猫と鼠の殺人- ジョン・ディクスン・カー 2016/12/12 09:11
嘲るものの座の方がタイトルはかっこいいですが、訳は創元の方がいいようですね。
カーらしいトンデモトリックが炸裂する作品ですが、許容できるかは人によるでしょう。

No.615 5点 三幕の殺意- 中町信 2016/11/27 22:16
他の方も指摘されているとおり、叙述トリックはなく、「謎の男」の意味もあまりない。それでも全編通じての魅力や最後の皮肉等見所は十分あると思う。

No.614 5点 雷鳴の中でも- ジョン・ディクスン・カー 2016/11/23 22:27
カーらしく凝った舞台設定とトリックは一読の価値有り。
最大の難点は登場人物がことごとく意味不明な行動をすること。

No.613 4点 花嫁人形- 佐々木丸美 2016/11/18 21:56
ここまでくると完璧ミステリとは言い難い。まあ前二作を読んだ人には最後のオチとして意味がある。
三作通じて主人公と王子様が同じようなキャラクターなのが・・・。

No.612 5点 悪党どものお楽しみ- パーシヴァル・ワイルド 2016/11/12 14:07
賭博ものとしてはまずまずの出来。種明かしがどれもすっきりし過ぎているかも。

No.611 4点 忘れな草- 佐々木丸美 2016/11/08 23:18
前作に続く孤児シリーズ二作目。前作同様主人公の心理描写が鼻につくところもある。

No.610 5点 悪党たちのジャムセッション- ドナルド・E・ウェストレイク 2016/11/01 21:28
ミステリとしてよりもドタバタコメディとして楽しむべき一作。

No.609 5点 雪の断章- 佐々木丸美 2016/10/25 20:34
この作品で大切なのは事件ではなく主人公の心の機微である。

No.608 6点 ガラスの村- エラリイ・クイーン 2016/10/22 11:58
クイーン後期のノンシリーズの佳作。
法廷ものや田舎ものとしても楽しめる一方、謎解きも一定の水準なのが嬉しい。

No.607 5点 Rのつく月には気をつけよう- 石持浅海 2016/10/16 11:58
それぞれの短編は恋愛がらみですが中々面白い。食べ物と絡めてるのがとっつきやすいですな。
最後のオチはまあ・・・。名字的には男っぽいかな。

No.606 7点 フォックス家の殺人- エラリイ・クイーン 2016/10/13 20:58
ライツヴィル2作目。テーマは単純だが、所々にクイーンらしい論理立てが見られる。手がかりが後出しだったり(読者への挑戦状はないが)、真相が微妙だったりといった不満を差し引いても十分良作。

No.605 5点 毒薬の輪舞- 泡坂妻夫 2016/10/08 23:23
前作に引き続き泡坂にしてはやや乱暴な出来。
ユニークなところも多々有るのだが。

No.604 5点 邪魔な役者は消えていく- サイモン・ブレット 2016/10/01 21:20
俳優探偵ということで某引退俳優を思い浮かべるが、どちらかというとだらしない主人公でそこは好き好き。
話としてもミステリとしても及第点か。

No.603 4点 君の望む死に方- 石持浅海 2016/09/24 14:11
「扉は閉ざされたまま」に続く二作目。
ゲストとして登場すると単なる通報厨みたいに見えますね・・・。

No.602 6点 タラント氏の事件簿- C・デイリー・キング 2016/09/19 21:13
本格短編集である一方、キャラクター達にも愛着がわくストーリー。
一方で解決がやや乱暴だったり最後があれなのがやや残念。
カーの某作品見たいにどっちともとれる様なのならむしろ良かったかもですがね。

No.601 6点 花嫁は二度眠る- 泡坂妻夫 2016/09/12 21:45
なかなかの良作。アリバイトリックも泡坂らしくひねったものが使われている。まあ第二の殺人のトリックは樽や黒いトランクと比べたらあれですが・・・。(あっちが凄すぎるんです)

No.600 6点 十日間の不思議- エラリイ・クイーン 2016/09/10 21:52
ライツヴィル三作目にしてクイーン挫折の幕開けとされる問題作。
鮎川哲也の解説は様々な示唆に富んでいて面白いが、個人的にはあれほど初期に名作を乱発したクイーンであればこそ、後期にこのような試みを用いても許されるのではないかと思う。

キーワードから探す
ボナンザさん
ひとこと
好きな作家
クイーン、カー、鮎川、高木、土屋
採点傾向
平均点: 5.32点   採点数: 1519件
採点の多い作家(TOP10)
島田荘司(48)
鮎川哲也(42)
アガサ・クリスティー(41)
江戸川乱歩(40)
西尾維新(39)
エラリイ・クイーン(34)
ジョン・ディクスン・カー(33)
有栖川有栖(33)
東野圭吾(29)
栗本薫(27)