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kanamoriさん
平均点: 5.88点 書評数: 2474件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.714 6点 死体を買う男- 歌野晶午 2010/07/13 22:18
個人的に作者の力量をちょっと見直した作品です。
作中のトリックに関しては絶賛という訳にはいきませんが、リーダビリティのあるプロットの創作という点では、デビュー作などと比べて格段の進歩を感じました。
題材が嗜好に合致していたこともあるかも知れませんが。

No.713 5点 動く家の殺人- 歌野晶午 2010/07/13 21:35
シリーズ3部作の中では一番出来が良くて楽しめた。
作中のトリック自体はいまいちですが、設定といいプロットといい、後の作品を彷彿とさせる作者の持ち味が少し出ているように思うのですが、どうでしょう。

No.712 4点 白い家の殺人- 歌野晶午 2010/07/13 21:35
デビュー作と同じ探偵役を据えたシリーズ第2作ですが、本書も前作同様の感想で、個性に欠ける本格編でした。
手垢のついた雪の山荘もので、トリックにも独創性が感じられないので、作者がこの世界で生き残るのは難しいだろうなあと思っていました。

No.711 4点 長い家の殺人- 歌野晶午 2010/07/13 21:34
いかにも本格ミステリファンが書いたミステリという感じが出ていて、ほほえましい感じを受けました。
トリックが笹沢左保の某作と被っていたり、ネタを隠蔽するテクニックが未熟だったりしますが、当時一番気になったのは他の新本格作家と比べて個性に欠けるという点でした。

No.710 5点 死ねばいいのに- 京極夏彦 2010/07/13 20:52
設定や登場人物が変わっても、本書も”憑き物落とし”がテーマの一つでした。決め台詞がそのままタイトルになっています。
落とされる側の人物視点で語られる会話文中心の文章は読みやすいのですが、主人公のまどろこしい会話が痛いなあと思って読んでいると、最後にサプライズが・・・。
ミステリとしてはフーダニット&ホワイダニットものですが、動機の方は異様すぎてちょっと理解できなかったですね。

No.709 6点 葉桜の季節に君を想うということ- 歌野晶午 2010/07/12 21:41
メインの叙述トリックには確かに騙されましたが、それが物語の本筋とあまり関係ない点が不満です。
肝心の物語そのものも、あまり面白くなかったですね。
ただ、タイトルはなかなか秀逸だと思います。

No.708 6点 Rommy- 歌野晶午 2010/07/12 21:36
メインの叙述トリックが死体切断の動機に密接に結びついているのは評価したいです。ただ、その叙述ネタは現在では陳腐になってしまったので、出来れば初版時に読んでおきたかった。
文庫版のサブタイトル「越境者の夢」にはナルホドー感あり。

No.707 5点 追想五断章- 米澤穂信 2010/07/12 21:05
結末が伏せられた5つの物語という構成は面白いと思いましたが、仕掛けが見え透いているのでラストの”回答”に驚きはありませんでした。
読み心地のいい文章の割に、リーダビリティはちょっと落ちます。

No.706 6点 儚い羊たちの祝宴- 米澤穂信 2010/07/12 21:05
ミステリ短編集。
帯で煽るほど「最後の一撃」にキレがあるとは思えませんでしたが、道尾作品にも似たブラックな雰囲気は好みです。
なかでは、「玉野五十鈴の誉れ」が個人的ベスト。

No.705 4点 ボトルネック- 米澤穂信 2010/07/12 21:05
これは西澤保彦か!と思うほど従来の作品とテイストが異なります。
作者の狙いがうまく決まっているとは思えないですし、好みの物語でもありませんでした。

No.704 5点 犬はどこだ- 米澤穂信 2010/07/12 21:04
犬探し専門探偵のはずが、失踪人探し&古文書の解読に取り組むことになる探偵と助手。
ひと言でいうと青春私立探偵小説というになりますが、設定に既読感あるものの、終盤の構図の反転は面白かった。
脇役の造形がいつも秀逸な作者らしく、主人公より助手がいい味だしています。

No.703 5点 インシテミル- 米澤穂信 2010/07/11 22:53
この本格ミステリど真ん中の設定に、作者の作風がマッチしていないように思います。
犯人の動機もちょっと納得できませんでした。

No.702 6点 秋期限定栗きんとん事件- 米澤穂信 2010/07/11 22:53
高校生・小鳩&小佐内さんの小市民シリーズ第3弾。
一応のコンビ解消で、今回は学園ミステリの様相が強まっていると思いました。
登場場面は比較的少なめですが、小佐内さんの存在感は小鳩くんを圧倒しています。

No.701 6点 夏期限定トロピカルパフェ事件- 米澤穂信 2010/07/11 22:53
高校生・小鳩&小佐内さんの小市民シリーズ第2弾。
二人の信念「探偵好き」と「復讐好き」からの脱却というテーマが、物語の仕掛けにきっちり結びついている点で、前作より出来がいいように思います。

No.700 5点 春期限定いちごタルト事件- 米澤穂信 2010/07/11 22:52
日常の謎系のミステリとしては普通ですが、主人公の男女高校生の関係がユニーク。
ともに15歳にして、過去の自分と決別するため小市民に徹するのを信条としながら、結局そうはならない。同じ学園ミステリの古典部シリーズの主人公と底流で通じるものがあるように思います。

No.699 7点 さよなら妖精- 米澤穂信 2010/07/11 01:29
ミステリとして読むとちょっと物足りない。
しかし、青春小説としては心に残る物語でした。初読の時には分かりずらい言葉の綾が、結末を知った後に再読してみると、きっちり響いてくるような。

No.698 6点 ふたりの距離の概算- 米澤穂信 2010/07/11 01:06
学園ミステリ、古典部シリーズの第5弾。
校内マラソンを走りながらの謎解きという趣向。
探偵役ホータローが過去の事象を回想するパートは、それぞれ小ネタを配し連作ミステリの趣もありますが、同時にいろいろ伏線を張ったパートでもあります。主題は大したことない日常の謎ですが、推理部分は結構楽しめました。

No.697 5点 遠まわりする雛- 米澤穂信 2010/07/11 00:57
学園ミステリ、古典部シリーズの短編集。
ミステリの趣向的には弱いですが、シリーズ愛読者には楽しめると思います。

No.696 5点 クドリャフカの順番- 米澤穂信 2010/07/11 00:54
いよいよ「カンヤ祭」が舞台と言うことで、シリーズも気合が入って単行本に。しかし、ラノベは文庫で読むのが適している。
古典部4人組がそれぞれの視点で語るという構成で、キャラクター小説の趣が顕著になった気がします。

No.695 6点 愚者のエンドロール- 米澤穂信 2010/07/11 00:46
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」がモットーの高校生・折木奉太郎シリーズの第2弾。
ミステリ部分の謎はそこそこ。それより千反田えるの謎の部分が、小父さんには気になる(笑)。

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