皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
測量ボ-イさん |
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平均点: 6.26点 | 書評数: 626件 |
No.506 | 6点 | わずか一しずくの血- 連城三紀彦 | 2018/05/09 18:39 |
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埋もれていた?氏の初期作品の復刻版。
ミステリアスな出だしに魅了され、サクサク読めますが、う-ん なんと評して良いのやら(笑)。 不満点はラストがやや尻すぼみ感があるのと、ある重要な人物が 最後の方まで出てこないことなどにあるのかなあ。 評価が難しい作品です。 |
No.505 | 5点 | 電気紙芝居殺人事件- 辻真先 | 2018/04/26 20:47 |
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電気紙芝居とは何や・・・と思ったら、テレビの事だったんですね。
この僕でもさすがに生まれる前の話しですが、テレビ創世記の事情や エピソ-ドが面白かったです。 ただしミステリとしては微妙。シナリオライタ-転落死の真相は海外 の古典そっくりのタネあかしでしたし、事故死の方も真相に後付け 感があるのが不満。 採点は4点(基礎点)に、テレビ創世記のエピソ-ドが読み物として 評価し、プラス1点。 |
No.504 | 7点 | まほろ市の殺人 夏- 我孫子武丸 | 2018/04/07 11:55 |
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(ややネタばれ)
本サイトであまり評判が良くないシリ-ズ。 この「夏」編のみ未読でしたが、これは良かったですよ。 使い古された双子トリックですが、見せ方次第でまだまだその引き出し はあるのかと感じました。伏線の張り方も良かったです。 このシリ-ズではベストの作品かと思います。 |
No.503 | 5点 | 赤ん坊になった死体- 山村正夫 | 2018/04/01 10:13 |
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一風変わった形態の殺人が起こるユ-モアミステリ-。
氏の作品は短編集で読んだ記憶はありますが、長編では多分初めてです。 登場人物が少ないので犯人は判り易いかも知れませんが、総合的には まずまず。 |
No.502 | 7点 | 屍人荘の殺人- 今村昌弘 | 2018/03/21 08:02 |
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世評も高い鮎川賞受賞作品・・・となると、いやがおうにも期待度は
高まりますが、それを乗り越えるだけのものはありました。 さすがに良作ですね。 ○○○が登場しますが、その必然性もある訳ですしね。 採点は 7点(基礎点)+1点(リーダビリティ)-1点(やっぱり少し気味悪い) (余談) あまり仲良さそうにない大学生男女が合宿して連続殺人が起こる・・・と なると、鮎川氏の「リラ荘殺人事件」を連想しちゃいますね。まあ中身は だいぶ異なりましたが。 |
No.501 | 6点 | 知床岬殺人事件- 木谷恭介 | 2018/03/15 21:38 |
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この作家さん、他の作品を見ると評判が芳しくありません。
でもこれはまあまあじゃないでしょうか。 トラベルミステリらしさは味わえます。 謎の解決とは関係ないですが、猟師にとって番屋は大事なところ なのかと再認識。 |
No.500 | 5点 | 七月は織姫と彦星の交換殺人- 霧舎巧 | 2018/02/24 13:33 |
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このシリ--ズ、第一弾である四月から読んでいて、しかも今回は記念すべき
500回めのキリ番書評です。 ・・・なんですが、今回はもうひとつだったかな? 本来はテンポいい作品の筈なのに、僕には何だか話しに入っていけません でした。 (余談) 書評400~500回に3年半を要しました。1000書評までにはまだ まだ長い道のりなので、まずは600書評を目指してこれからも頑張ります。 |
No.499 | 6点 | 京都の祭に人が死ぬ- 山村美紗 | 2018/02/10 13:18 |
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多作で知られる氏の短編集。
突出したできばえのものはないですが、以下簡単に書評。 <華やかな殺意> タイトルが古えの乱歩賞作品を彷彿。 ラストの意外性があって、個人的にはこの短編集でベスト。 <祇園祭殺人事件> 真犯人にあと出し感あるのが不満だが、ラストの少年による 告白が何とも皮肉で、印象に残ります。 <くらやみ祭りに人が死ぬ> 倒叙もの。まるで鮎川氏が書いたようなタッチ。 <鞍馬の火祭> スッキリ感に欠けますが、まずまず。 <なぜにあなたは京都で死ぬの?> このタイトルを見て、昔の歌謡曲(この言葉自体が死語?)を 連想した方は、50代前半の小生の同年代以上の方でしょう(笑) <鬼法楽殺人事件> 事の真相に偶然が入り込み、凡作の部類。 <時代祭りに人が死ぬ> これはトリックがわかり易く、スッキリ感あり。 採点5基礎点5点に、集英社文庫版で鮎川氏が解説を書いている のでプラス1点を献上。 |
No.498 | 6点 | 逆密室殺人事件- 吉村達也 | 2018/01/25 20:52 |
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ユニ-クなタイトルに目がいって拝読。
なるほど、これは某海外古典「さかさまの密室」もどきですね。 でも単なる模倣ではなく、内容はむしろこちらの方がわかりやすい。 ケチをつけるとすれば、登場人物の外国人の人達と政治家は必要なのか? あまり関係なさそうに見えるんですけど・・ 全体的にはまあまあです。 |
No.497 | 6点 | 殺意- フランシス・アイルズ | 2018/01/08 13:52 |
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今年初めての書評は久々の海外作品から。
御存知の方多いと思いますが、「クロイドン・・」と「伯母殺し」 と並ぶ海外三大倒叙ものと言われています。 ただ個人的には、倒叙ものというより心理サスペンスものとして 評価したい作品。 主人公のビクリ-博士は、今風にいえばゲス?あとビクリ-博士 にかかわる女性達も。魔性の女系の人がいますねえ(汗)。 不満点は最後に皮肉な結末が待っていますが、これがあまりに 唐突過ぎて、説明がなかったところでしょうか。 採点は、基礎点5点+三大倒叙作品に敬意表してプラス1点。 |
No.496 | 6点 | 安曇野・箱根殺人ライン- 深谷忠記 | 2017/12/28 13:28 |
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メイントリックはまあまあ面白かったけど、あとは普通かな? |
No.495 | 8点 | 冤罪者- 折原一 | 2017/12/12 19:36 |
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(ややネタばれ)
氏の長編の中では一番良い出来に感じました。 サスペンス性と意外性、どんでん返しがうまく利いています。 ○○さん=○○さん の一人二役は小生も看破していましたが、いやはや この作品は一筋縄ではなかったです。 採点は甘めですが、最近8点以上を献上していないので久々に。 今年はこれで23作めですか。キリ番500書評まであと少し。 |
No.494 | 7点 | 密室殺人- 鮎川哲也 | 2017/12/12 19:32 |
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この短編集の採点をするのが抜けていました。
他の短編集でもコメント済みですが、「赤い密室」は名作です。 |
No.493 | 4点 | ラプラスの魔女- 東野圭吾 | 2017/11/26 16:34 |
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リアリティに欠けるのはまあ許容する(小生そこはあまり気にしない)として、
映画監督の人生観に同意できなくて違和感。 特殊な能力(?)を持つ若い男女も、彼らはそういう事ができるのです・・と 言われると、はあそうですかとなるだけですしね。 この作品を、間をあけて再読することはないでしょう。 辛口ですが、この点数で。 |
No.492 | 6点 | 佐渡・密室島の殺人- 深谷忠記 | 2017/11/01 19:10 |
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アリバイものですが、ミスリ-ドの仕方が巧かったと思います。
あと個人的のは佐渡に行ったことがないのですが、少しだけ佐渡の 地理に詳しくなったかな? 採点は 6点(基礎点)+1点(読者への挑戦を評価)-1点(真相がちょっと説明不足) |
No.491 | 7点 | 狩人の悪夢- 有栖川有栖 | 2017/10/21 17:54 |
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良作ですね。
犯人の意外性はそれほどでもないですが、この作品の主眼 はそこではないような気がします。 |
No.490 | 5点 | UFO大通り- 島田荘司 | 2017/10/06 22:02 |
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2つの中篇(短めの長編?)からなります。
御手洗さん、相変わらずの超人ぶり。 後半の話しは事実上の安楽椅子探偵ですもんね。 |
No.489 | 6点 | グランドマンション- 折原一 | 2017/09/06 21:59 |
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七編からなる短編集で、事件が同じマンションの異なる居室で起こるという
ユニ-クな趣向。内容はまあまあ。まあ、折原氏だしね。 採点は 基礎点5点+ユニ-クな趣向にプラス1点。 |
No.488 | 5点 | 恋人岬の女- 斎藤澪 | 2017/08/11 13:09 |
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ややインパクトに欠ける。
時間が経ったら、筋書きやオチを忘れてしまいそう。 |
No.487 | 6点 | 悪夢街の殺人- 篠田秀幸 | 2017/08/04 20:18 |
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この作者の作品を読むのは久々。内容はまずまず。
「読者への挑戦」はいつも通りですが、今回は犯人推理の手掛かりが 細かすぎるのがやや不満。 この作者の犯人設定は僕なりの「ある特徴」があるのではと考えて いて、そこから犯人を推理しましたが・・・ハズレでした。 なかなかうまくいかない(泣)。 |