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測量ボ-イさん
平均点: 6.26点 書評数: 626件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.546 6点 嵯峨野白薔薇亭の殺人- 吉村達也 2020/08/21 19:46
ホラ-小説が盗作されるというプロットで始まる作品。
一見平凡感があるのであまり期待せず読みましたが、
内容はそこそこ。
ラストの真相にやや不満ありますが、水準作ではある
でしょう。

No.545 6点 謎解きの醍醐味- 鮎川哲也 2020/08/16 20:49
未読の短編集。と言っても、7編中4編は他の短編集で
読んだんですけどね。

突出した作品はないですが、今回のベストは「霧笛」で。
折角なので、未読作品からセレクトしました。

No.544 5点 天童駒殺人事件- 中町信 2020/07/22 19:10
名作「模倣の殺意」に比べれば劣りますが、まあこれはこれで
良かったです。
トリックもそれなりですし、最後にどんでん返しもあり、地味
ながら水準作ではないかと。

No.543 6点 英国庭園の謎- 有栖川有栖 2020/07/11 09:44
1件ずつ書評します。

<雨天決行>
専門用語をネタにされてもねえ。

<竜胆紅一>
意外な動機を狙ったのでしょうが、これは推理できるかな?

<三つの日付>
作者も言及していますが、鮎川ファンとしてはやはり「五つの
時計」を意識してしまう

<完璧な遺書>
氏にしては珍しい倒叙もの

<ジャバウオッキ->
犯人がどこにいるか、火村氏とほぼ同時にピンときました。
妙に嬉しい 笑

<英国庭園の謎>
暗号ものはあまりすきではないですが、これはあまりない
パタ-ンなのでは?

突出した作品はないですが、ベストは「三つの日付」か?
採点は総合評価で。

No.542 7点 試行錯誤- アントニイ・バークリー 2020/07/03 15:56
1986年版の東西ミステリでその存在を知って30年以上、ようやく読む
機会を作りました。
この作品、あらすじを読んだだけで何だか読んでみたくなる作品では
ないですか?(少なくとも僕はそうだった)。
内容も期待通りのものではありました。

採点は8点(基礎点)-1点(さすがに長すぎ)

(ここからネタばれ)
この作品、殺人が起こるところの描写を一部省略していますよね?
そんなカラクリを使った作品というと、誰しも思い浮かべるのが
ク〇スティの「〇〇〇〇〇殺人事件」になります。
でもこの作品とは真相・何を省略したかのネタはまた異なるので、
これはこれで全然ありなんですけどね。

No.541 6点 完璧な犯罪- 鮎川哲也 2020/06/13 08:44
小粒感はありますが、まずまずの内容。
全て基本的に倒叙ものですが、犯人にとっては不運な偶然で犯行が
発覚するケ-スが多く、ちょっと興ざめ感もあります。
個人的なベストは「自負のアリバイ」。題名通り、これは凝ったア
リバイ作りです。でもこれも、発覚はただの偶然なんですよねえ。
〇〇を〇〇に取り違えたとは、何とも皮肉。

(余談)
およそ2ケ月ぶりの投稿です。原因は勿論コロナ・・・地元図書館
が閉鎖されて、読む本がなかったからです。自宅にある、既に読んだ
本を再読する日々が続きました。皆さんはどうでしたか?

No.540 5点 帝王、死すべし- 折原一 2020/04/04 09:10
(ネタばれ気味?)

主人公の少年をイジめた人間の正体はさすがに終盤で推測しまし
たが、「帝王」の正体は・・・これは後出し感があって判らない
ですよね。
他の方も仰っていますが、再読しようという気にはならない
微妙な出来。

(余談)
3月より地元の図書館は閉鎖され、昨日4月も延長との通達が。
読む本がない・・・
しばらく鮎川氏の作品の再読でもするしかなさそうです。

No.539 6点 新・本格推理05九つの署名- アンソロジー(国内編集者) 2020/03/06 19:43
このシリ-ズを久々に拝読。
鮎哲先生亡きあとは、二階堂氏が編集しているのですね。
評価は一つ一つの作品にしましょう。

水島  ・・・7
蛙男  ・・・4
コスモス・・・7
教俊  ・・・7
九人  ・・・6
無人島 ・・・5
何処か ・・・8
モ-ニン・・・7
紅き  ・・・5

平均点6.16なので、評点は6とします。

No.538 6点 涙香迷宮- 竹本健治 2020/02/11 17:33
この作品が、「このミス」2017年版の1位と最近知り、
興味を持って読みました。
でもこれは、読み手を選びそうですね。
前半は、囲碁・連珠・和歌の蘊蓄が続き、この方面に興味
ない人には辛そう。僕は大丈夫でしたが。
ミステリとしてはやや薄味なので、辛口の採点になります
が、満足度はそれなり。

余談ですがこの作者、囲碁は相当の打ち手みたいですね。
そういえば「匣の中の失楽」も囲碁のシーンがありました
よねえ。

No.537 5点 死都物語- 森村誠一 2020/01/20 07:23
話の中にゴ-ストライタ-が絡みます。そこの部分が
興味ありました。そこ以外は平凡。

(ここからネタばれ)
真犯人はいかにも怪しそうな人と、最後の方でひょこっと
出てくる人なので、ミステリとしてはやや薄味。

No.536 5点 飛騨高山に消えた女- 西村京太郎 2020/01/11 09:02
今年初めての書評です。

題名を見ると「いかにも」風ですが、氏の作品としては、
旅情・トラベル色が薄く、鉄道を駆使したアリバイ破り
でもない・・・どちらかといえば異色作です。
内容的にはまあまあ。

No.535 8点 魔眼の匣の殺人- 今村昌弘 2019/12/28 10:04
氏の第二作ですが、なかなかの出来栄えです。
個人的な好みはこちらの方が上かな?
有栖川氏が作りそうなロジカルな構成に好感。

(以下ネタバレ)
死んでしまう4名(男女各2名)を予想して臨みましたが、
1名だけ外しました。
最初に死ぬ人は・・・いかにもですよねえ。
犯人は生存者が絞られてくるので、この僕でも的中しました
が、その推理過程に好感持てます。
動機に不満な方もおられるようですが、僕にとっては許容
範囲でした。

No.534 6点 松山着18時15分の死者- 津村秀介 2019/12/14 11:56
氏の作品は、期待以上のものはなかなかないけど、
ハズレも少ない。
抜群の安定感ですね。

No.533 7点 招かれざる客- 笹沢左保 2019/12/01 13:40
氏の作品を初めてよみましたが、暗号・密室・アリバイ
と盛りだくさんですね。
丹念な作りには好感が持てます。

暗号・・・これは特殊知識がないと解けない
密室(凶器)・・・外国の古典に類似あり
アリバイ・・・これも鮎哲氏の某作品に似てますね(パクリはさすがに
       失礼ですけど)
       作品もほぼ同年代だけに、どっちが先なんでしょう?

ネガティブなことも書いていますが、総合的には本格志向の人間を
満足させることのできる作品です。

No.532 4点 安芸いにしえ殺人事件- 木谷恭介 2019/11/02 09:04
全体的にもう一つ話しに入っていけない印象。
ラストもこれで終わり?って感じです。

No.531 4点 バカミスじゃない!?- アンソロジー(国内編集者) 2019/10/19 10:55
バカミスの定義っていったい何なんでしょうね。
人の主観により、解釈はだいぶ異なりそう。
そんなことを考えさせられる一冊。

No.530 7点 時鐘館の殺人- 今邑彩 2019/10/05 11:43
ホラ-色の強い作品もありますが、どれも粒より。
個人的なベストは「黒白の反転」かな?表題作も良いですが。
本格色の強い、よい作品を書く作者だけに、既に故人である事が
惜しいです。

No.529 5点 十和田奥入瀬殺人回流- 梓林太郎 2019/09/07 08:21
(ネタばれあり)

中盤過ぎに現れた怪しい人物がそのまま犯人でした。
ちょっとひねりが少ないのがやや不満。
(多すぎても困るけど)
ただ前に読んだ麻耶雄嵩氏の作品に比べれば読みやすい、
読みやすい!サクサク進みます。

No.528 5点 メルカトルかく語りき- 麻耶雄嵩 2019/08/31 14:52
う-ん、これは何とも。
氏に対する予備知識ない人が読むときっと驚くでしょうね。
まあ麻耶氏ならではではあります。

No.527 6点 青春迷路殺人事件- 梶龍雄 2019/08/03 17:48
この作者をはじめて拝読。
本格色の強い作風と聞いていましたが、その点については
噂通りです。
この作品に関してはアリバイものだけに、犯人の意外性は
あまりないですが、完成度は高いと思います。
ただ文章のよみづらさがあったので、満足度はあっても
採点は辛め。

<余談>
内容もさることながら、当時の方たちの野球に対する熱さ
(一高VS三高)が面白かったです。
小生が子供のとき読んだあの湯川博士の伝記でも一高と三
高の野球が書かれ、氏の野球に対する熱さが伺えました。

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測量ボ-イさん
ひとこと
このサイトを知ってから2年くらい経ちますが、
ようやく自分で書評を書いてみようという気になりました。どうぞ宜しくお願いいたします。
好きな作家
島田荘司(初期作品は殆ど読んだ)、鮎川哲也(氏の長編22作はコンプリ-ト)、有栖川...
採点傾向
平均点: 6.26点   採点数: 626件
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