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mozartさん
平均点: 6.01点 書評数: 206件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.13 6点 メルカトル悪人狩り- 麻耶雄嵩 2023/07/28 11:16
久々に銘探偵メルカトル鮎を堪能しました。ちょっと「毒」が薄く感じられるのは慣れてしまったからかも。とは言っても「メルカトル式捜査法」には「脱帽」させられました。

No.12 5点 友達以上探偵未満- 麻耶雄嵩 2018/08/19 13:16
久々に麻耶作品を手にしました。収録された3作品とも割と真っ当なフーダニットものと言った感じです。いずれも私のような年寄りには俄に頭に入って来ない筋立て(特に「夢うつつ~」)がいかにも麻耶作品らしいと言えなくもないのですが、仕掛けの「破壊力」のようなものを期待すると肩透かしを食らうことなるでしょうね。探偵役のあおと「探偵未満」のももが主人公なのですが、二人がJC時代の「夏の合宿~」におけるあおのももに対する見方の変化が、ある意味著者のユニークなミステリー観の一端を表しているのかも知れません。
それにしても、探偵未満とは言えワトソンではないのだからももにもう少し点数の高い推理をさせてやっても良いんじゃないでしょうかねぇ。

No.11 7点 さよなら神様- 麻耶雄嵩 2015/12/09 13:41
「犯人は○×だよ」から始まるパターンにようやく慣れてきたと思ったら「バレンタイン昔語り」の仕掛けで度肝を抜かれました。しかも真犯人が・・・。前作の「神様ゲーム」は未読なのでこちらも読んでみたいと思います。

No.10 5点 化石少女- 麻耶雄嵩 2015/11/27 19:07
各話ともまりあ先輩の独断と偏見に基づく「迷」推理が開陳され、それはそれで一応の説明はつくのだけど、すっきりしない形で話が進むので、最後にどうオチがつくのかと思っていたら、こういう形で来るとは……。著者が著者なので、一見ラノベ風でも何か仕掛けがあるに違いない、とは思っていましたが。

No.9 4点 貴族探偵対女探偵- 麻耶雄嵩 2013/11/06 11:11
タイトルだけ見ると、貴族探偵と女探偵がタイマンを張るように思えますが、最後の一作を除いて、女探偵の「惜しい(あるいはイタイ)」推理を貴族探偵の使用人が「補正」して解決する、という、ある意味予想通りの展開です。ミステリーのロジックとしてはやや小粒で、ちょっと期待外れかな。ただ、最終話の展開はちょっとアレでしたw

No.8 4点 木製の王子- 麻耶雄嵩 2013/01/16 18:46
本作は、自分がこれまでに読んできた麻耶氏の作品群と比べると、読了するまでに結構時間がかかりました。あとからネタバレサイトで確認/納得させられる箇所(各章の導入部の話とか、「名前」とか)もあったのですが、如何せん、所謂「リーダビリティ」が本作には著しく不足しているんじゃないかしら、というのが率直な感想でした。
あと、この「事件」も探偵役がメルカトルだったら・・・、と思い巡らすのは私だけでしょうか(「アリバイトリック」など一瞬で解決しているだろうし)。

No.7 8点 - 麻耶雄嵩 2013/01/07 19:05
本作でのメルカトルが、何気に普通の「名」探偵だったりするところが意外でした。
小説の舞台設定(隔絶された村?)や、2つの大きなトリックについても、見事に騙された私としては、何も言うべきことはありませんです。私がこれまで読んできた麻耶雄嵩氏の作品群の中でも上位に位置することは間違いありません。

No.6 5点 貴族探偵- 麻耶雄嵩 2013/01/01 08:48
それぞれの話のロジックがしっかり構成されていて、謎解きと言う意味では十分楽しめるのですが、この「貴族探偵」のキャラクターはちょっとどうかと。
同じ「奇人」探偵でも、銘探偵メルカトルの方が何百倍も魅力的だと感じるのは、単に慣れの問題なのでしょうかね。

No.5 5点 メルカトルかく語りき- 麻耶雄嵩 2012/12/30 10:10
最近になって麻耶氏の作品を少しずつ読み進めているところですが、本作もこういう(ある意味すっきりしない)結末の短編を集めたものとして、それなりに存在理由はあるかと思います。もちろんメルカトルの奇人ぶりは相変わらずで、最初の頃はそのブラックさを嫌悪していたものの、徐々に自分が虜になっていくようで、ちょっと怖いかも。

No.4 7点 - 麻耶雄嵩 2012/12/27 12:06
自分の様な(注意力のない)読者でも、ある人物を疑いながら読んでいましたが、今ひとつ確信につながらなかった状況に、まさか「○○○」を使っていたとは!見事に騙されました。
もう一つのトリックについては、その斬新な意図は分かるのだけれど、取って付けた感があって、それほど感服できませんでした。あと、やっぱりラストについてはちょっとアレでした。

No.3 4点 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件- 麻耶雄嵩 2012/11/25 07:55
この作家の作品を読んだのは、「メルカトルと美袋のための殺人」と「隻眼の少女」に続き三作目でした。前者で銘探偵メルカトルのキャラクターに(好きになれないものの)興味を持ったので、「最後の事件」であるならば読んでみても良いかも、と思って手を出しました。「隻眼の少女」で作者のパワーに打ちのめされた経験もあって、結構期待しながら読んだのですが、全体的に読みにくいのはともかく、やはりこの作品のカラーは自分向けではなかった、というのが正直な感想です。

No.2 9点 隻眼の少女- 麻耶雄嵩 2012/11/20 11:09
これは・・・(絶句)。

まさに驚愕の結末でした。ラストも真っ暗じゃなかったので、久々にこの点数にしました。

No.1 6点 メルカトルと美袋のための殺人- 麻耶雄嵩 2012/10/27 21:04
今更ですが、メルカトル鮎シリーズの作品を初めて読みました。どれも話は良くできていて、それなりに納得させられるものが殆どでしたが(幽霊はちょっとアレでしたが)、自分としては、この探偵との相性は余り良くないようです。癖のあるキャラクターは良いとしても、ちょっとブラック過ぎの(一線を越えている)ような・・・。

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