皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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mozartさん |
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| 平均点: 6.09点 | 書評数: 218件 |
| No.118 | 5点 | 危険なビーナス- 東野圭吾 | 2017/08/17 11:15 |
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| 図書館で予約していたのですが、すっかり忘れた頃に貸し出し可能の連絡があって早速ゲットし、例によってすんなり読了。読みやすさは相変わらずです。色々伏線が敷かれていて最後の方でことごとく回収されていく、というパターンは同じ著者の「夢幻花」に通じるものがありますが、全体としてはかなり軽く感じました(楓のキャラ設定によるところが大きいかも知れませんが)。これはこれで悪くないのですが、「没落しつつある名家」の遺産相続問題や複雑に入り組んだ癖のある親族の存在等から、某作家の世界を著者らしくひねった展開を期待して読んでいたのでちょっと肩すかしを食らってしまいました。 | |||
| No.117 | 5点 | 黒面の狐- 三津田信三 | 2016/11/29 10:29 |
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| 戦前から戦後にかけての炭坑関連の記述については、「幽女の~」の蘊蓄に比べるとそれほどくどくなく、比較的読みやすかったと思います。ただ、最後の「多重解決&棄却」は、やや「言耶シリーズの劣化版」の感が・・・。トリックもちょっとご都合主義ぎみだったし。肝心のフーダニットもひとひねりがあったとはいえ、その破壊力はイマイチでした。
とはいえ、久々に「言耶テイスト」を味わうことができたのも事実で、次作では是非とも「首無」を凌ぐような言耶ワールドを(もちろん言耶の「~の如き」シリーズで)現出してもらいたいものです。 |
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| No.116 | 4点 | ラプラスの魔女- 東野圭吾 | 2016/11/18 18:22 |
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| 相変わらず読ませ上手であることは確かです。ただ、いつものような、読者の感情に直に訴えかけてくる「あざとさ」はちょっと希薄でした。その割に、「全てを予測することのできる『超常者』であったとしても(上から目線?であったとしても)この世に無駄な個体などない」、というテーマが何とも薄っぺらく感じるのは、やはり設定に現実味がないせいでしょうか。
それにしても青江教授、地球環境学の講義をするということは「理系」だと思うのだけど、「ナビエ-ストークス」を知らなかったとは・・・(汗)。 |
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| No.115 | 7点 | 鍵の掛かった男- 有栖川有栖 | 2016/02/08 17:27 |
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| これまで読んだ作家アリス+火村のシリーズの中では、質・量ともにずっしりとした内容で、読後感もそれほど悪くなく十分楽しめました。アリスがじわじわと梨田の過去と正体(?)に肉薄していくあたりは、関係者への聞き込みが中心の「捜査」で、ちょっと社会派ミステリー風でしたが、火村が登場して来てからは、天才探偵によるジグソーパズルのピースをしかるべき場所にはめ込んでいくという「通常の」本格ミステリーになっており、ある意味「二度」美味しい作品と言えるかも。 | |||
| No.114 | 5点 | 猫柳十一弦の失敗- 北山猛邦 | 2016/01/08 20:58 |
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| 行書体(?)で書かれた出だしの「稲木村縁起」と「龍姫拷問三景屏風」から、よっぽどおどろおどろしい話になるのかと身構えて読み始めたのですが、結構ライトな内容でちょっと肩すかしを食らった感じでした。ただ、十一弦とクンクンの雰囲気や、この作者らしい「力技」の仕掛けもあったりして、そこそこ楽しめました。 | |||
| No.113 | 6点 | 人魚の眠る家- 東野圭吾 | 2015/12/31 20:59 |
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| 結構重いテーマだったわりには読後感がそれほど暗くならなかったのは、最後の方で「傍目には狂った母親」が実は一番真剣に娘の死と向き合っていたのだと思えたせいかも知れなせん。読み返してもじわじわと感動する作品だと思います。 | |||
| No.112 | 7点 | さよなら神様- 麻耶雄嵩 | 2015/12/09 13:41 |
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| 「犯人は○×だよ」から始まるパターンにようやく慣れてきたと思ったら「バレンタイン昔語り」の仕掛けで度肝を抜かれました。しかも真犯人が・・・。前作の「神様ゲーム」は未読なのでこちらも読んでみたいと思います。 | |||
| No.111 | 8点 | オルゴーリェンヌ- 北山猛邦 | 2015/11/27 19:12 |
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| 前作「少年検閲官」ではその世界観にちょっとなじめなかったせいか、余り楽しめなかったけれど、本作はハウダニット、フーダニットとも著者の面目躍如といったところで、文句なく楽しめました。もう一度前作を読み返してみようと思います。 | |||
| No.110 | 5点 | 化石少女- 麻耶雄嵩 | 2015/11/27 19:07 |
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| 各話ともまりあ先輩の独断と偏見に基づく「迷」推理が開陳され、それはそれで一応の説明はつくのだけど、すっきりしない形で話が進むので、最後にどうオチがつくのかと思っていたら、こういう形で来るとは……。著者が著者なので、一見ラノベ風でも何か仕掛けがあるに違いない、とは思っていましたが。 | |||
| No.109 | 5点 | 探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに2- 東川篤哉 | 2015/09/26 16:27 |
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| 本格テイストは薄味ですがすらすら読めました。作者のギャグ感は結構自分のような「高齢者」向きなのかな、と。涼とうるるの「対決」もなかなか面白かったけど、もうひとひねりあっても良かったと思いました(特に二度目)。 | |||
| No.108 | 7点 | ミステリー・アリーナ- 深水黎一郎 | 2015/09/26 16:18 |
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| よくこれだけ何通りかの解に向けた伏線(?)を仕込んだな~と率直に感心しました。最後の方はちょっと脱力気味でしたが・・・。
どうでも良いことですが、「アーッ!」ではなく「アッー!」ではないかと。 |
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| No.107 | 6点 | どちらかが彼女を殺した- 東野圭吾 | 2015/09/10 14:31 |
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| 確かに犯人を特定する決め手にやや難があるのは事実ですが、こうした作品でも最後まで一気に読ませる作者の才能には率直に感嘆しました。
【ややネタバレ?】 自分も「隠れ左利き(字と箸は右利きだけどマウスとかは左利き)」なので、○○を××する時は全く同様の「作法」でやっているため、それほど「強引」な解釈とは思いませんでした。 |
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| No.106 | 3点 | ライオンの歌が聞こえる- 東川篤哉 | 2015/09/10 14:24 |
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| 前作と比べてもキャラクターの魅力不足は相変わらずで、ギャグ度、ミステリー度ともさらに薄味と感じました。特に最後の「消えたフィアットを捜して」はいくら何でも……。 | |||
| No.105 | 6点 | 純喫茶「一服堂」の四季- 東川篤哉 | 2015/03/04 16:54 |
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| それぞれの話が、いつも通りのギャグが鏤められていながらも中身はしっかり「本格」だったのでかなり楽しめました。最終話での仕掛けも、ほのぼのとしたエンディングにも好印象を持ちました。 | |||
| No.104 | 4点 | 菩提樹荘の殺人- 有栖川有栖 | 2015/01/17 19:08 |
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| 「探偵、青の時代」は火村の(想像通りの)学生時代の話で、そこそこ面白かったけれど、それ以外はどれも今ひとつでした。それよりも、あとがきを読んで本シリーズが「サザエさん方式」で書かれていることを改めて知りました(汗)。 | |||
| No.103 | 4点 | 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?- 東川篤哉 | 2014/12/19 06:54 |
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| 魔法使いの少女と被虐嗜好の刑事という一風変わった「コンビ」という設定は目新しさはあるものの、二人のキャラクターが今一つ内容にフィットできていないような気がします。ミステリーとしてはこの著者の他の短編作品と同様、小粒ですがそれなりに「本格」になっており、要は登場人物の魅力の差が作品に対する好き嫌いを左右していると言えるのでしょう。 | |||
| No.102 | 4点 | ライオンの棲む街- 東川篤哉 | 2014/12/18 14:20 |
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| ボケとツッコミ役を配したギャグは安定していてそこそこ面白いと思いましたが、ネタはそれほど凝ったものはなく、全体として軽めにまとまっていると思いました。
基本的には他のシリーズと同じようなパターンなので、エルザのキャラクターを好きになれるかどうかが本作(シリーズ?)を気に入るかどうかのポイントかと思います。自分としては烏賊川市シリーズの鵜飼の方がずっと好きでしたが・・・。 |
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| No.101 | 5点 | 怪しい店- 有栖川有栖 | 2014/12/10 11:25 |
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| このシリーズとしてはまずまずの水準と言えるかも。
以下個別の感想: 「古物の魔」:そこまでこの仕事に入れ込んでいたとは……。 「燈火堂の奇禍」:火村の名推理はなかなかのものでした。 「ショーウィンドウを砕く」:この動機はちょっとどうかと。「完全犯罪」も結構杜撰だし。 「潮騒理髪店」:自分も(1000円カットではなく)ちゃんとした床屋に行きたいと思い直しました。 「怪しい店」:本筋とは別の所が面白かったりして。 |
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| No.100 | 7点 | すべてがFになる- 森博嗣 | 2014/09/04 10:08 |
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| テレビドラマ化されるとのことなので再読しました。このS&MシリーズとVシリーズは新刊が出るたびに購入して一気読みするほど気に入っていたのですが、改めて本作を読み直すと犀川助教授のイメージが記憶とちょっと違っていて意外に新鮮でした。トリックやテクノロジーの設定が時代的に古いのは当然ですが、それよりもやはり動機に不満が残りますね。ただ、自分も理系出身なので、レガシーな業界用語の数々が少々懐かしくもありました。
それにしてもドラマ化は大丈夫だろうか……。 |
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| No.99 | 4点 | 虚ろな十字架- 東野圭吾 | 2014/07/06 19:28 |
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| 読ませ上手は相変わらずでしたが、イマイチ「感動モノ」としてのできばえはちょっと「?」かな。まず、発端の「事件」が(言い方が悪いかも知れないけど)意外性がないし、その後の「贖罪」というのも取って付けた感が否めないような……。「死刑」に対する問題提起も今ひとつと思います。 | |||