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[ 本格 ]
ウィーンの殺人
マクドナルド警部
E・C・R・ロラック 出版月: 1957年01月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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東京創元社
1957年01月

No.1 5点 nukkam 2014/09/03 17:34
(ネタバレなしです) ロラック晩年の1956年に発表されたマクドナルドシリーズ第41作で、題名どおりオーストリアのウィーンを舞台にしています。第14章でマクドナルド警視自身が述べているように「てんでばらばらの話を結び合わせる」展開なのですがその結び方が非常に弱く感じられてしまい、話に付いていくのが大変困難でした。一応謎解きの伏線も張ってはあるのですが、肝心の殺人事件についてはこれだけで犯人を決定するのは無理があると思われます。マクドナルドが休暇中だということをなかなか信じてもらえなかったり、容疑者の中に非常に個性的な人物を配したりと部分的には面白いところもあるのですが、プロットが複雑過ぎで読みにくいです。


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E・C・R・ロラック
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