皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 冒険/スリラー/スパイ小説 ] メリーの手型 アレクザンダー・ヒーロー/「かりそめの死―三つのミステリー 」に収録 |
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ポール・ギャリコ | 出版月: 1974年01月 | 平均: 4.00点 | 書評数: 1件 |
日本リーダーズダイジェスト社 1974年01月 |
No.1 | 4点 | nukkam | 2011/09/08 12:39 |
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(ネタバレなしです) 傑作「幽霊が多すぎる」(1959年)以外にもアレグザンダー・ヒーロー登場の作品があるとは知らなかったので、1964年発表の本書の存在を知った時には多いに期待したのですがかなり作風が違っていたのに拍子抜けしました。心霊現象トリックに挑戦という点では共通していますが謎解き要素は希薄で、代わりにスパイ・スリラー小説要素の強い作品でした。テンポよくスラスラと読める作品ですが、盛り沢山の謎解きにキャラクター小説としての魅力にも溢れていた「幽霊が多すぎる」とはかなり異質の作品でした。 |