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復讐はお好き?
カール・ハイアセン 出版月: 2007年06月 平均: 7.33点 書評数: 3件

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文藝春秋
2007年06月

No.3 7点 YMY 2022/04/04 22:34
例によって、風変わりな善人、憎めない悪人がかわるがわるに登場し、沸かせてくれる。主人公のろくでもない、夫にしっぺ返しを食らわせるお話がメインだが、ペットのニシキヘビに逃げられた刑事や、ホスピスで出会った老嬢にほだされていく悪漢など、思わずニンマリするエピソードが満載。

No.2 7点 八二一 2021/07/30 20:17
相変わらずとんでもないキャラクター達がドタバタ劇を繰り広げる。環境破壊への警告がブラックユーモアたっぷりに触れられるのだが、今回はまとまりが良かった。

No.1 8点 HORNET 2020/08/29 14:16
 ジョーイ・ペローネは、結婚記念として行った豪華客船の旅の中で、夫・チャズに海に突き落とされた。夫・チャズは「くず」だった。
 奇跡的に一命をとりとめたジョーイは、助かったことを隠したまま、屑のチャズに復讐を誓う。

 ジョーイが海に落下するシーンで物語が始まり、その後もテンポの良い展開がずっと続き、550ページの間ずっと飽きさせない。ジョーイのきっぷのよさや俗っぽい物言いも好感がもて、一方でダメ男・チャズのくずっぷりも笑えてしまう。
 チャズを精神的に追い詰めるためのあの手この手のジョーイたちの作戦と、下手な推理で状況を読み誤り、勝手に自滅していくチャズとのズレ感が絶妙で、よく仕組まれていて面白いと感じた。


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カール・ハイアセン
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