皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格 ] ドーヴァー2 ドーヴァーシリーズ |
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ジョイス・ポーター | 出版月: 1979年01月 | 平均: 5.50点 | 書評数: 2件 |
早川書房 1979年01月 |
No.2 | 6点 | nukkam | 2016/07/19 21:55 |
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(ネタバレなしです) 長編10作(短編も同じぐらい書かれました)のドーヴァーシリーズの中で最も世評の高い作品といえば「切断」(1967年)、次いで「ドーヴァー 1」(1964年)あたりでしょう。確かにこの2作品は大変独創的ではあるもののその「ブラック」ぶりも半端ではなく、いきなりここから読むと拒否反応を起こす人がいるかもしれません。となると無難な入門書としては1965年出版のシリーズ第2作である本書あたりがお勧め。ドーヴァーの無茶苦茶ぶりもしっかり描かれてますが前述の2作品よりは口当たりがいいです。できれば8ヶ月前の事件の現場地図があれば謎解き好き読者としてはもっとよかったですが。 |
No.1 | 5点 | こう | 2010/07/19 01:35 |
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眠れる「不美女」殺しの謎を追う作品ですが動機に期待すると肩透かしを食らう感じです。
既読作品を読む限りではドーヴァーのドタバタ劇(ファース)は現代日本読者にはあまり受けないかなあと思います。 なんだかんだで解決しますしドーヴァーよりもっと推理しないひどい探偵もいますしそんなにおかしみも感じません。なので各作品の真相、動機が面白いと思えないと楽しめないかもしれません。個人的にはこの作品はまあまあでした。 |