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[ パスティッシュ/パロディ/ユーモア ]
気まぐれ指数
星新一 出版月: 1973年05月 平均: 6.50点 書評数: 2件

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新潮社
1973年05月

新潮社
1974年01月

No.2 6点 虫暮部 2019/12/26 11:49
 都筑道夫みたい。星新一はエログロ書かないから、都筑道夫を漂白した感じ、とでも言おうか。謎と論理を重視する為に、過剰なメロドラマ性を排した都筑。無個性なキャラクターを多用し、“人間”を描く方法が必ずしも“人物”を描くことだけとは限らない、と語った星。両者が近いところに着地したのは、考えてみれば納得出来る。
 毒の無い世界観を一旦受け入れてしまえば、このイノセントな騙し合いも楽しめた。矢鱈と繰り出される様々な比喩が、長編で読むととても目立って苦笑。

No.1 7点 2009/08/19 19:44
言わずと知れたショートショートの神様の数少ない長編の一つは、SFでもファンタジーでもなく、純然たるユーモアミステリです。
星新一らしいすっとぼけた会話は、現実味がないなどと文句をつけるものではありません。冒頭の珍奇な種々のびっくり箱は本当にあれば欲しくなります。仏像を盗んだ犯人側と被害者・探偵側がそれぞれ策を巡らせた結果次々に起こる意外な展開がまた軽妙で、探偵=犯人、双子などの古典的トリックもパロディー的に軽くあしらわれています。
ショートショートの代表作『ボッコちゃん』のようにシニカルなブラック・ユーモアも多い作者ですが、本作は、主な登場人物には犯人役も含め悪人がいないという、ほのぼのした後味がある秀作です。


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星新一
2000年03月
気まぐれスターダスト
平均:5.50 / 書評数:2
1983年10月
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1973年05月
気まぐれ指数
平均:6.50 / 書評数:2
1973年03月
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1972年08月
ノックの音が
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1971年11月
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1971年01月
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1968年01月
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1967年01月
妄想銀行
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1966年04月
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1964年01月
夢魔の標的
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1961年01月
悪魔のいる天国
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ようこそ地球さん
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ボッコちゃん
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