皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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[ サスペンス ] シャッター・アイランド |
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| デニス・ルヘイン | 出版月: 2003年12月 | 平均: 6.33点 | 書評数: 6件 |
![]() 早川書房 2003年12月 |
![]() 早川書房 2006年09月 |
| No.6 | 9点 | 蟷螂の斧 | 2026/03/02 08:21 |
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| 裏表紙より~精神を病んだ犯罪者のための病院で女性患者が謎のメッセージを残し、姿を消した。鍵がかかった病室からどのようなトリックを使って脱け出したのか?そしてその病室には「ローオブフォー」(4の法則)なる暗号がのこされていた。連邦保安官テディは病院に赴くがある事に気をとられ、捜査ミスをおかす。妻を殺した男がここに収容されていたのだ。ボストン沖の孤島に建つ病院で惨劇が始まる。挑発的仕掛けのサスペンス。~
「どんでん返しのある映画」で上位にランクされる作品の原作。解説にある通り、リチャード・ニーリィ好きにはたまらん(笑)。オチはもちろん、伏線の妙、心理描写が抜群。特にラストの心理戦(会話)は圧巻であった。なお、密室からの女性患者の行方不明(あらすじ)はとっかかりに過ぎないので、そこは期待しない方がよいと思います。 |
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| No.5 | 6点 | ミステリ初心者 | 2018/08/10 02:32 |
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| ネタバレを含みます。
設定に引き込まれました。精神病棟の島、患者や医者だれがうそをついているのかわからない。ロボトミー手術などのホラー的な要素(過去に実際やっていた手術だそうですが、とても怖いですね)やサスペンス的な要素。だれない展開のため、2~3日で読了できました。 ただ、最後の展開は、これ系小説にはありがちなラストであり、この小説ならではの個性やどんでん返しに乏しかった印象でした。主人公の夢?にでてくる暗示が、ヒント過剰なのかもしれません。作品の紹介文に"密室"と書かれていましたが、まったく密室ではなく、さらにそこにはほとんど触れられずにスルーされています。 いっそ、偽のレイチェル(エミリー)の語った、病院が人体実験を行っていて~主人公を薬でおかしくさせて~という展開のほうがぞっとする怖さはあったかもしれません。 |
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| No.4 | 4点 | mic | 2013/07/27 08:20 |
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| 当方の読解力が劣るのか、どこが良いのかよく判らない作品だった。最後の方は頭がこんがらがり、読んでいてちんぷんかんぷん。 | |||
| No.3 | 7点 | frontsan | 2011/07/02 14:16 |
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| 映画で有名になった作品。叙述物が好きな人にはお勧めです。 | |||
| No.2 | 6点 | 大泉耕作 | 2011/05/13 17:44 |
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| (ネタバレも含みます)
良い雰囲気にあったのに、最後の謎解きで全てがご破算です。失礼かもしれないが作者はこの作品を伏線によってそれによりラストで大きな衝撃を与えるためミステリな論理的な説明を求めたかったのでしょうが、大した伏線を映画で見たけれど、あんまり良いオチではないし、こんなことは出来ればしないでほしい。 この作品を全体的に行ってしまえば、作者よりも(レディス)の書いた脚本でやったほうが上手くいっていたかもしれないし、ラストはビニールとじにするほどのラストでもなかったので結果的にこの作品を駄作と言わざるを得ません。 ただ、登場人物の台詞や文章の巧みについては素晴らしく、なおかつ4の法則の謎解きは探偵小説とは違うものがありました。雰囲気もなじめるし、展開にも圧倒されます。駄作に近いですが、楽しめます。 |
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| No.1 | 6点 | mini | 2010/05/18 10:28 |
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| 映画公開期間も終盤にさしかかり、私は先ず映像を先に観てから原作をおさらいするという順序は嫌なので、公開終了前に間に合わせて映画を観る前に遅ればせながら原作を先に読んでみた
ルへインは初読み、何となく暗い文章を書く作家という先入観があったがその通りで、私はユーモア調よりも暗い文体が好きなので好みには合ってた 嵐の孤島に建つ精神疾患重犯罪者の収容施設で、密室状態から女性収容者が失踪する CCマニアだと嵐の孤島と聞いて興味を持つかも知れないが、密室とかそういう部分に話のポイントは無い はっきり言ってしまおう、さてこの「シャッター・アイランド」は叙述トリックものである いやどうせ各映画関係のサイトなどでそんな煽り文句で紹介されてるんだから今さら隠す必要も無いでしょ 原著や文庫化前のハードカバーでは終盤が袋綴じになっていたらしい 袋綴じ趣向はバリンジャーの「歯と爪」を思わすが、解説にもあるように内容的にはむしろエリンやリチャード・ニーリィを思わせる 私は好みの作家ではないがニーリィを好んで読むような読者には合いそうだ 解説ではエリンの作品名を挙げていないが多分「鏡よ鏡」だろう しかし「鏡よ鏡」のような叙述仕掛けのための仕掛けに陥らず、物語として読み応えがあるのがルへインの良さなんだろう たしかに各書評での指摘通り、昔から使い古された手法で叙述トリックとしての難易度は高くない おそらくは半分以上の読者は仕掛けに気付くだろう 私が作家なら終盤に二重のどんでん返しを仕掛けて裏の裏をかく展開を思い付いたが、う~む駄目だ、それだと基本の作品世界が壊れてしまう やはり原作通りで正解なんだろうな これだけを読んでルへインという作家を判断してはいけないタイプの作品だろうから、作家を誤解しないように他の作も読む必要はあると思う 映画の方は流石はスコセッシ監督、きめ細かい映像表現はそれは見事なものだし、主演ディカプリオの熱演とも相まって見応えはあった タイタニックのレオ様とは一味違う ただ原作にあまりにも忠実過ぎる創りは、こうした叙述トリック作品だと、もう少しアレンジしても良かったかもと思った |
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