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判事とペテン師
ヘンリー・セシル 出版月: 2005年12月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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論創社
2005年12月

No.1 6点 2021/02/08 22:47
『メルトン先生の犯罪学演習』の作者として前から名前だけは知っていた作家ですが、読んだのは初めてです。『メルトン』作品紹介によると軽いユーモア・ミステリらしいので、シムノンやロス・マクにはまっていた当時は読む気も起こらなかったというのが、正直なところだったのです。
で、そのメルトン教授も最後の方で主役の旧友ということでチョイ役で登場する本書が初読のセシルですが、なるほど、こういう感じかというところでした。長編ではありますが、枝葉は合っても一つの事件を中心として構成していくというミステリの一般的な構造にはなっていません。相互には特に関係がない(同じ人物が事件関係者になることはあっても)様々なエピソードの寄せ集めです。判事でもある作者らしく、裁判が中心で、その他に競馬も重要な要素になっています。
原題の "The Painwick Line" は、ペインズウィック家系の意味です。


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ヘンリー・セシル
2008年05月
サーズビイ君奮闘す
2005年12月
判事とペテン師
平均:6.00 / 書評数:1
1996年03月
あの手この手
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1961年04月
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1960年01月
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平均:6.00 / 書評数:1
1958年01月
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平均:5.00 / 書評数:1