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[ 本格/新本格 ] 奇妙な果実殺人事件
藤田宜永	出版月: 1990年01月	平均: 6.00点	書評数: 2件

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新潮社 1990年01月

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No.2	6点	nukkam	2016/03/27 14:44
(ネタバレなしです)　作風が変わるのは珍しくありませんけど藤田宜永(ふじたよしなが)(1950-2020)のように1986年に作家デビューしてハードボイルド小説と冒険小説で名を売り、1990年代後半になってロマンス小説に走ったというのは相当珍しい例ではないでしょうか。その彼の唯一の本格派推理小説が1989年発表の本書です。密室で天井から吊り上げられた死体の頭に巨大な果実がかぶさられていたという奇妙な演出もさることながら、列車の時刻表ならぬ航空機のフライトスケジュール(しかも国際線)のアリバイ調査というのはちょっと記憶にありません。色々と詰め込み過ぎ気味で容疑者も無駄に多い感じがありますが、読みにくいというほどではありません。

No.1	6点	ドクターマッコい	2013/07/16 10:29
藤田さん初の本格派と言うことで、構成はがっしりしていてかなり楽しめました。ちょっと登場人物が多過ぎて途中解らなくなりそうなところが残念でした。