皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
|
[ 本格/新本格 ] 処刑館殺人事件 |
|||
|---|---|---|---|
| 西式豊 | 出版月: 2026年05月 | 平均: 6.50点 | 書評数: 2件 |
![]() 早川書房 2026年05月 |
| No.2 | 6点 | みりん | 2026/08/02 01:13 |
|---|---|---|---|
| クローズドサークルにしては、無能な登場人物がおらず、全員が生存するために最善の策を取っている非常に珍しい作品かもしれない。途中で単独行動を強行してお決まりのフラグ立てた中谷の気持ちも分からんでもない。ただなんだろう、真犯人がなあ…もう少しアレならねぇ。それを差し引いても魅力的な作品でした。
読んでふと本格ミステリーの専門作家で食べていけてる人っているのだろうかと思いました。昨今の出版不況を鑑みるに、ヒューマンドラマや映像向けを意識した作品でないと厳しいのではと思います。それでも作家なら書くしかないのですね。 |
|||
| No.1 | 7点 | 虫暮部 | 2026/07/28 13:20 |
|---|---|---|---|
| ネタバレに該当するかな。とっくに飽和しているクローズド・サークルものの限界を逆手に取ったようなアイデア。面白かったけど、うーむ。
本命被害者に比してカムフラージュの人数が多いよね。また、“目的を達する為にはこの方法しかない” わけではない。“偶然上手い状況が転がって来たから、無駄が多いことは承知の上で乗っ取った” のである。 想像を膨らませるなら、これは実行犯が主導的だったのではないか。だって負担が不公平過ぎるよ。計画者主導なら、どんな顔して “自分は一人も殺さないけど、あなたはこれだけ殺してくれ” と持ちかけたのか。実行犯だって “自分には殺せるだろう” と言う気持が無いと、こんな計画には乗らないと思う。 駐在さんが見付けた “証拠” はいいなぁ。頑張ったんだろうなぁ。 あと、最後の場面で指摘漏れ(?)がある。“告白メール” は偽物だったわけで、それに基づく “書籍化は宇宿部が本家本元” の件もまぁ無効。出版社のお偉いさんが宇宿部に殺到する理由は無くなる。“オファーを全部断った” のやりとりで、その点に言及があっても良かった。 |
|||