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[ 時代・捕物帳/歴史ミステリ ] まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖 |
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| 織守きょうや | 出版月: 2024年08月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 文藝春秋 2024年08月 |
| No.1 | 6点 | kanamori | 2026/01/29 09:16 |
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| 「相生町の親分」と慕われていた亡父の跡を継いだばかりの、駆け出しの岡っ引き佐吉が、知りあいの町医者・秋高の知恵を借りて、5つの難事件に対峙する連作短編集。
あまり捕物帖とは縁がなさそうな作家だと思いつつ読んでいましたが、伝統的な人情ものの捕り物帳の味を出しながら、謎解き部分もしっかりした作品集でした。 帯でアピールされているように「本格ミステリ✕捕物帖」で、なかなかトリッキィな作品もあります。 各篇のタイトルが、表題作はじめ「三つの早桶」「消えた花婿」「夜、歩く」「弔いを終えて」と、ディクソン・カーやクリスティなどの海外古典ミステリのオマージュになっているのも愉しい。 収録作のなかでは、やはり表題作の「まぼろしの女」がベストかな。大川に傷だらけの死体であがった女の身元が何故か判らない話、現代なら割りとありがちなネタながら、江戸時代なら意外性を発揮出来る。伏線も丁寧な良作です。 謎解きが終わって、はいこれで終わり、とはせず各篇とも余韻があるのが良い。 |
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